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MF文庫
怪談実話系 〈2〉 - 書き下ろし怪談文芸競作集

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  • サイズ 文庫判/ページ数 264p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784840128247
  • NDC分類 913.68
  • Cコード C0193

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

夢追人009

140
11人のプロ作家の怪談実話系の2冊目で虚実半々という事はどちらとも取れて結局は他の本と同じなのでしょうね。今回は一番リアルな福澤徹三さんの『別れのきざし』が心に残りましたね。作家の向田邦子さんが飛行機事故で亡くなられる少し前のエッセイで氏の自宅の部屋がいつもは乱雑なのにきれいに片づいていた事を例に取り死の前の虫の知らせの話を書かれています。彼氏と旅行を予定していた女性が急に父から郷里へ帰れと言われ大喧嘩したが渋々承諾し彼に旅行の延期を相談すると激怒され喧嘩別れする。父は急死し彼も旅行先で亡くなったという。2020/06/28

あたびー

38
2009年の本。加門七海「いきよう」遠野のいわく付きの廃墟での恐怖体験。「いきようがない」と何度も囁かれるのだが、遠野弁で言ったら「いぎよがね」になると思う。加門さん、わかったのかな?福澤徹三「別れのきざし」様々な人々の別れの挨拶とも取れる出来事を綴る。平山夢明「お化くず」聞き取った中から一篇にならない短い話を集めた、おせんべいの久助みたいなの。こういうの大好き。森山東「お茶屋怪談」舞妓BARで怪談を聞かせてくれた人は…森山さんを知った時にはもう他界されていた。もっともっと読みたかったな。2022/10/08

マリリン

28
11名の作家の作品中、一番興味深かったのは福澤徹三の「別れのきざし」、死を前にした人物の、多分本人は自覚していないであろう不可解な行動...、潜在的にはわかっていたのかと思わせるものも含め、旅立って行った人を思い出すと、あの時のあれがそうだったのかと思う事が多くリアルすぎて怖い。 加門七海の「いきよう」も面白い。森山東の「お茶屋怪談」の中の、竜神さん...、読み進めるにつれて惹き込まれる独特なホラー感がよい。やや理解に苦しんだのは、山田野理夫の「緑の館」。→2019/10/02

雲國斎

16
安曇潤平氏の「青い空の記憶」が良かった。全体的には、ボチボチ。2018/06/10

MarsAttacks!

12
段々と暑くなってくるこの時期に、ちょっと涼を求め手にしてみました。今作品は実話系らしく怪異の現象だけに、とどまっている感じがソレらしくっていいです。ちょっとゾクリとする感じ、実体験はしたくはないけど、読んでいるだけなら、なかなか良いですね。2013/06/01

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