内容説明
いま最も注目される美術監督の仕事と思考。
目次
HOT SET(種田陽平)
JAPAN×TANEDA―怪談/キル・ビル Vol.1/死国
ASIA×TANEDA―詭絲/不夜城/香港大夜総会
エッセイ「種田陽平の映画空間」五十嵐太郎
INTERIOR×TANEDA―冷静と情熱のあいだ/フィラメント/私立探偵 濱マイク
ARCHITECTURE×TANEDA―THE有頂天ホテル/イノセンス/かまいたちの夜2
TOWN×TANEDA―スワロウテイル/フラガール/69sixty nine
RURAL×TANEDA―いま、会いにゆきます/千年旅人/ほとけ/花とアリス
VARIATION×TANEDA―テレビセット/ショップデザイン/舞台美術/CFセット/ミュージックビデオ
著者等紹介
種田陽平[タネダヨウヘイ]
大阪生まれ。神奈川県出身。武蔵野美術大学・造形学部油絵学科卒業。在学中より、画家・合田佐和子のアシスタント、絵画助手として寺山修司監督の『上海異人娼館チャイナ・ドール』(1980)、『さらば箱舟』(82)に参加。大学卒業後、そのまま映画界に入る。1988、榎戸耕史監督の『・ふ・た・り・ぼ・っ・ち・』で一般映画の美術監督となる。1993、デザインオフィス「ゴール・オブ・アート」を設立、数多くのテレビ、PV、CFを手がける。1996、美術監督として岩井俊二監督作品『スワロウテイル』の仕事で注目を集め、第20回日本アカデミー優秀美術賞を受賞。1998、リー・チーガイ監督の『不夜城』で香港のメインスタッフとの共同作業を成功させた。第22回日本アカデミー優秀美術賞、第18回香港電影金像奨・最優秀美術賞を受賞。2000、国立オランダ建築博物館にて映画美術展「Town for the films」を開催(1~3月)。2002、クエンティン・タランティーノ監督『KILL BILL Vol.1』にプロダクション・デザイナーとして参加。アメリカの美術監督協会ベストアートディレクションにノミネートされる。2004、ヨータデザインをたちあげる。2005、三谷幸喜監督の『THE 有頂天ホテル』で架空のホテル、HOTEL AVANTIを設計。翌年1月公開したこの作品は大ヒットを記録。第61回毎日映画コンクール美術賞、第30回日本アカデミー優秀美術賞を受賞した。2006年公開の李相日監督『フラガール』は、同年度の日本の映画賞を独占し、美術も第30回日本アカデミー優秀美術賞を受けた。現在も、映画、映像、空間、イベント、著作と幅広く活動中である(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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