内容説明
昭和40年、福島県いわき市。かつての「黒いダイヤ」石炭はガソリンに取って代わられ、このまちを支える炭鉱は閉山の危機に瀕していた。炭鉱夫とその家族の生活を守るため、炭鉱会社はヤマの地熱と温泉を利用してのハワイアンセンター建築を計画するが、あまりに突拍子もない計画に住民のノリは悪い。「ダンサーはまちの娘にやってもらう」と孤軍奮闘する担当者が教師として連れてきた元SKDのダンサーは酔いどれでヤル気なし。娘たちも「ハダカで踊るなんて」とダンサー修業を拒否。「何かを変えられるかも」と練習に残ったのは紀美子ら4人の少女たちだった…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
お静
13
常磐ハワイアンが出来そこで踊ったフラガール。炭鉱の閉山が迫る中排他的なこの町で身体を張ってフラを教えた。新しい事を始めるときの逆風をもろともにせず踊りに打ち込んだフラガール達の汗が飛んで来るような人情に満ち溢れた作品だった。2019/08/13
mataasita
8
映画通り。映像通り。話題の脚本家。お母さんがストーブをあつめるところ、訴えた言葉に映画では一番うるっとした。もうダメだと分かっている炭鉱に最後まで残り、地下に降りていくトヨエツにも。フラガールのようやジェットコースターのようなストーリーの映画はいいけど、今回の朝ドラはまるでだめだったね。脇役にだれも惹かれない。学校から帰って夕飯食べながら、家族一同終始文句たれながら録画を観る。もう天真爛漫、元気いっばいのヒロインドラマは時代に合わないっすよね?というnhkの壮大な企画なのか。朝ドラの批判になってしまった。2022/09/06
fumikaze
5
映画も良かったが、本も読みやすくそれなりに感動するシーンも。2019/10/01
とあるろう者
1
福島にあるスパリゾートハワイアンズに泊まったため、「フラガール」が気になり、BOOKOFFで購入した。当時の炭鉱の人々の考え、ダンスを練習する人の考えなどが反映されており、当時のスパリゾートハワイアンズを始めるまでの大変なプロセスがあったことに驚きを感じた。2023/09/22
EDX
1
映画も観たし これも読むの三回目だけど 感動しちゃうなあ。泣けるんだよねえ。ハワイアンセンター いきたい。2017/04/10