内容説明
在住10年、駆けこみ乗車にとまどい、路地で迷子になりながら観察した不思議の街・トーキョー。在日外国人の視点から見た東京がテーマの人気コラム「TOKYO EYE」(ニューズウィーク日本版の連載)を単行本化。
目次
第1章 緻密で優雅な人びと
第2章 愉しい混乱
第3章 電車の風景
第4章 美しさと混沌―トーキョー生活、あれこれ
第5章 思考の迷路
第6章 東京にて、トーキョーを書く
著者等紹介
プロンコ,マイケル[プロンコ,マイケル][Pronko,Michael]
米国カンザスシティーに生まれ、アイビーリーグで哲学を修める。ヨーロッパやアジアを2年間放浪後、北京で英語教師を務める。1987年友人の誘いで来日、現在まで東京生活は11年に及ぶ。現在は明治学院大学でアメリカ文学・文化・映画学の助教授
矢羽野薫[ヤハノカオル]
訳書に『驚異の古代オリンピック』(河出書房新社)、『エミリーのしっぽ』『エミリーのひみつ』(ポプラ社)ほか(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ごへいもち
17
東京が気に入っているらしいけど表現がストレートでないし北京も好きらしいのと社会評論というより詩的なエッセイという感じでちょっと消化不良2013/02/12
ありんこ
8
在住10年のアメリカ人からみた東京。Tシャツに書かれた英語の話、自動販売機の話、ドン・キホーテの話など日本がどんな風に映っているのかわかって楽しかったです。そして日本の魅力に気づかされました。2011/09/07
遠藤三春
6
タイトル通り、トーキョーのあらゆる文化、習慣、道具、人、施設などなどを好意的に分析したもの。別にトーキョー特有なものでもないじゃん?と思うアイテムもあるものの、外国人視点で日常を覗けるのは面白いし興味深い。電車のつり革の持ち方パターンなんて考えたこともなかったわ笑。ちなみに私は肘枕型が多いです。面白かった。2012/06/30
13km
2
著者のトーキョーへの感想がとても興味深い。雑多なトーキョーのなかで感じたこと見たことを詩を書くかのように丁寧に書いてらっしゃる。2012/12/15
ところてん
2
著者はアメリカの哲学者さんです。東京での生活を哲学的に見つめています。英語で書いたものを、日本語に翻訳したようです。それなのに、かなり読みやすいです。2012/02/17