出版社内容情報
コズミック・デブリ[コズミック デブリ]
著・文・その他
宇多田 ヒカル[ウタダ ヒカル]
翻訳
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
やすらぎ
137
エミリーは変わっているの。ひとりでいても寂しくない、誰とも集わない、だから変わっているって言うの。善人ってどういう人。奇人って。みんな誰と比べているの。誰かのために変わる必要ってあるの。教えて。黒と白と赤しかない世界にも心はあるの。満ち足りることばかり求めていていいの。この絵本に共感する人とそうでない人がいるだろう。人と異なることを恐れている人は、黒猫の鋭い視線が痛く、表情のない人間に底しれぬ恐怖を抱くのかもしれない。人が人を集団が集団を求める社会で、個性が魅力であり希望につながることを忘れないでいたい。2025/11/24
とん大西
122
宇多田ヒカルテイストの翻訳で原文がどれぐらい脚色されているのでしょうか。「欲しいのは喪失感」…妖しいタッチで描かれるエミリーと絡み合う言葉はどことなく宇多田ヒカルの歌詞のよう。頁を捲るたびに独特な不協和音が聴こえてきそうな読み心地。なんとも不思議な絵本です。理解し難い世界観ではありますが、何があろうと微動だにしないエミリーの佇まいに妙に惹かれます。2022/04/29
魚京童!
32
・・・はじめから自分のルールでプレイする。2014/11/25
多田幾多
32
ルールブレイカーでハートブレイカー。俺の心もハートブレイク。雰囲気と文体のリズミカル、そして謎多き少女・エミリーに魅力を感じた。2013/07/07
gtn
28
他人から評価されたり解釈されることに虫唾が走るのだろう。なぜなら、そのほとんどが間違っているから。2021/09/30
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- 和書
- 犬の介護に役立つ本




