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内容説明
「世界一弱いアイドルレスラー」から本当の意味での「プロレスラー」になれたその絶頂期に、悪夢の事故は起きた―。すべてを捧げたプロレスが2度とできない挫折と悲しみ。でも同時に彼女は、新しい人生への希望とすべてを分かり合える素晴らしいパートナーを得た喜びも知っている。そんな彼女が―戦う女の花園・女子プロレスの世界のこと、仲間の死、悪夢の事故と引退、そして彼との出会い、結婚、新婚生活―赤裸々につづる10年間の軌跡。
目次
第1章 「足跡」
第2章 「仲間の死」
第3章 「転機となった名場面」
第4章 「ファンとの関係」
第5章 「アルシオン誕生」
第6章 「芸能ユニットと呼ばれて」
第7章 「実態!年間280試合」
第8章 「入門・女子プロレス」
第9章 「出逢い」
第10章 「結婚」
第11章 「肩書きをはずして」
著者等紹介
府川唯未[フカワユミ]
本名、田中由美。1976年神奈川県生まれ。93年、16歳の時、152センチという異例の身長ながら、全日本女子プロレスの新人オーディションに合格。デビュー2戦目でプロの厳しい洗礼を浴び、右鎖骨骨折。1年5カ月という長期欠場を強いられる。不屈の精神でカムバック後は、『マニアック・アイドル』として、彼女がでれば雑誌の部数が増えるというダントツの人気を誇る。97年、新団体「アルシオン」旗揚げに参加。かわいいだけのレスラーと呼ばれることを嫌い、みずからメキシコ修業、サンボ修業などを敢行。さらなる飛躍が期待されていたが、2000年7月16日、試合中の頭部の怪我(急性硬膜下血腫、クモ膜下出血)により、一時は生死をさまよう。一命をとりとめたものの、ドクターストップにより、引退を余儀なくされる。01年3月引退興行。02年6月、かねてより交際していた、田中稔選手(新日本プロレス所属)と結婚。現在は、タレント業とスポーツインストラクター(U‐FILE CAMP)、サムライTVのアルシオン試合中継の解説者などを務める。レスラー現役総試合数817戦
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