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内容説明
高校生の円堂剛士は、鬼道を司る円堂家の末裔だが、家を継ぐ気は毛頭なく、大和拳法の修行に精を出す毎日。しかしある日、米軍の超兵器「ワールドエンダー」を巡り、日本を消滅させる邪悪な仙人たちの陰謀に巻き込まれてしまった!従姉妹の珠恵を人質にとられた剛士は、仙女・紅華の力を借りて「気」の鎧を身にまとい、超常の敵と戦う決意を固める。“理”と“気”をあやつる超人たちの仙術格闘アクションが幕を開ける。
著者等紹介
大林憲司[オオバヤシケンジ]
福岡県北九州市生まれ。『東北呪禁道士』(富士見ファンタジア文庫)で作家デビュー
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感想・レビュー
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紫
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現代日本(といっても2002年刊行ですが)を舞台に描かれる、ひょんとなことから悪い仙人たちに立ち向かうことになった高校生円堂剛士の活躍。悪玉の仙人たちはたった3人の小世帯でして、最後にあっと驚く正体も明かされるのですが、揃いも揃って小物臭いんであります。二千年以上も生きているのに。味方陣営には善玉の女仙人や米軍の魔法部隊なども登場するのですが、鬼道に覚醒したばかりの素人にほとんど頼り切りなのはいかがなものか。著者お得意の伝奇バトルはそつなくまとまっているものの、いろいろ消化不良な感じなのが残念。星3つ。2016/09/01