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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
がんぞ
5
大本教、キリスト教、共産主義者(容貌は蒋介石)、とおぼしきキャラを経巡っていく主人公のモデルは池田大作か。《どんな人生も肯定される》あらゆる宗教の究極。80歳の祖父は百日の余命を《永遠に等しい、有り難い》と感じた。教団化、経済システム受容に『お前等が教祖になれ』と反発し地獄巡りをした主人公だが、現世の人民が救われるには教団が必要と思えてきたように読み取れる。連載前に《幸福度の国》ブータンで取材し仏教的禁欲を現代文明に対置しバランスすることの重要性を主張しているのかも知れない(実は防衛をインドに依存してる)
koishikawa85
4
長らく積読だったがようやく読んだ。宗教を内部から描いた珍しい漫画でるのは呉先生の言うとおりだろうが、面白いかどうかは別の話。私には今一つピンと来なかった。2023/09/10
ととろ
2
読めば読むほど嫌悪感が増すのは作者の意図だろう。父親に会い、祖父に会い、共産主義者に会い、全ての者に従う。言動に意図があるとは思えず、狂っているとしか思えない。しかし外から見れば狂っている状態も、神の下の倫理観による正しい認識なのだろう。この作品を正常と思える状態が、宗教における狂信を意味するのか、と感じた。2010/08/19
ぴよ(toyoneko)
0
全巻読了。素晴らしい作品だが、煉獄のあたりはよく分からなかった2023/10/26