内容説明
離婚、失業、生活保護…。カフェの片隅で乳母車をゆらし魔法の世界を紡ぎ続けたシングルマザーの物語。
目次
Introduction 謎の魔法使いローリング
1 めがねをかけたヒーロー登場
2 ウサギの穴に落っこちて
3 夢見るファンタジー作家
4 空から降ってきた魔法使い
5 新しい命の誕生
6 乳母車を押しながら
7 世界にひろがる不思議な力
8 やがてくる別れの日まで
9 手にはいつも魔法のペン
著者等紹介
シャピロ,マーク[シャピロ,マーク][Shapiro,Marc]
25年以上のキャリアを誇るフリーランスのジャーナリスト。映画・TV番組・音楽といったエンターテインメント分野を専門に、ジェニファー・ラヴ・ヒューイット、カルロス・サンタナ、クリードといった著名人たちの評伝も数多く手がけている
鈴木彩織[スズキサオリ]
明治大学文学部卒業。専門商社で勤務した後、翻訳学校で中田耕治氏に師事しながら、映画スターの評伝や自己啓発本の下訳、エッセイの翻訳等を手がける
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
シオン
6
幼少期~結婚、出産~ハリー・ポッターの誕生~シリーズ4巻目までの作者J.Kローリングについての話。シングルマザーで生活保護を受けていた事はテレビで観て知っていたが仕事と執筆を両立させる為に子供を保育所に預けたい、しかし預かってもらう資格が作者の住むエディンバラの福祉制度にはなく執筆に集中する為本を書き上げる1年間だけ生活保護を受けていたという事は知らなかった。この本の登場人物の欄に“ジャスティン・フィンチ=フレッチリー”とあり、図書館でこの本を見た時自分の知らない短編かな?と勘違いして借りてしまった😅2022/04/28
サトゥルヌスを喰らう吾輩
3
子ども時代から4巻(2000年)くらいまでの簡易な評伝。機械系統のトラブルで止まってしまった列車の中で(なぜか牧草地と牛をみているうちに)ハリーと魔法学校のアイディアを思いつき、キングスクロスに着くころにはおおまかな構想がまとまっていたというエピソードが地味なような劇的なような凄いような感じで好きです。2020/01/12
kaizen@名古屋de朝活読書会
2
ハリーの著者のローリングの生い立ちと、第5作までの執筆の状況を掲載している。 ハリポタファンには、貴重な情報を含んでいる。2011/04/19
namari
1
ジェシカ・ミットフォード『令嬢ジェシカの反逆』p51 「時間を選ばずに書く。場所を選ばずに書く。そして、手書きで書く。」p1202021/10/31
KiKi
1
彼女は出版される本の作家としては新人だったけれど、人生の中でずっと物語を書き続けてきた女性だったこと。 たまたまこの「ハリポタ」を書き始める時点では1年間だけ社会福祉のお世話にならざるをえないちょっと不幸な境遇の女性だったけれど、本質的には子供時代から作家だったこと。 物語の世界を構築するために多大な準備期間があったこと。 第1作が英国のみならず米国でも販売されることになったことを契機に7作の連作ものになることが決定されたこと。 第1作を書き上げてから第2作に着手するまでにそこそこ時間があり、その2012/02/14