内容説明
これまでと少々趣向を変えて、空想科学の世界で行われてきた様々な「行為」を科学的に検証してみたのが本書である。これによって、具体的な数値の設定が明らかでない事象についても、大いに研究が進むこととなった。その結果、純粋無垢な少女は、実はトンデモない野生児であり、東京を救ったヒーローの善行が、代わりに千葉に滅亡をもたらし、快適そのものに見える宇宙鉄道は、本当は凄まじく迷惑な存在だった―などなど、驚愕の新事実が次々に判明する!あまりにも意外な空想科学世界の実態が、目からウロコの感動を呼ぶ爆笑必至のシリーズ第3弾。
目次
第1部 愛と友情の科学的真実(ヒロインの正体;チームプレーの問題点;空想科学的生命)
第2部 それを当然と思ってはイケナイ!(凄い乗り物;音の使い道;怪しい決め技)
第3部 ちょっと待て!空想科学の大偉業(大自然に勝つ;巨大建造物;恐怖の天体衝突)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
柏もち
8
宇宙関係の内容が多め。一番面白かったのはハイジとか北島マヤの女性メインのあたり。戦隊ヒーローの隊服の色の話にちょっと感心した。2016/05/27
†漆黒ノ堕天使むきめい†
6
空想の世界だから現実の物理法則とは違うと言ってしまえばそれだけですが、真面目に考えると面白いです。物理法則に完全に則った話は読んでいて面白い作品を書くのは大変だろうなあ。2017/06/06
サラサラココ
4
こどもがランダムに読んでいるシリーズ。銀河鉄道999が火星に停まるのは「東京から博多へ向かう新幹線が21ミクロン進んで停まるのと同じ」ですでに笑い出してしまうらしい。2021/11/01
不見木 叫
2
小説が読書のメインになるまでに好きだったシリーズ。6巻目ぐらいから作風が変わる。初期は文章が硬いのもあってdisと受け取られやすかったが、むしろ熱狂的マニアが高じた故の作風であったと思う。後期の読者から提供された命題について答えていく形式の方が自分好み。
shiaruvy
1
コメント予定