出版社内容情報
アメリカ国内の分断の話題を耳にする機会が多く、政治的対立、経済格差、宗教、ジェンダーなど様々な問題をアメリカは抱えています。そして、2024年11月の大統領選、2025年1月のトランプ氏の大統領就任と、アメリカの分断というより混乱はヒートアップする一方です。
アメリカの混乱は世界の諸問題に直結しており、なにより同盟国・日本への影響は計り知れないものがあります。
本書は、アメリカが本当に分断・混乱しているのか、しているとすれば何が原因なのかを紐解き、国内や海外、特に日本に与える影響を解説します。
そして、大統領選後のアメリカを見据えて、分断・混乱がさらにどのように広がるのか、その内外への影響を分析します。
内容説明
昨今、アメリカの「分断」という言葉が独り歩きしている。しかしアメリカの抱える問題は複雑に絡み合っていて分断、二極化といった単純な状況ではなくなっている。本書は、アメリカの現実に焦点を当て、アメリカの「分断」あるいは「混乱」について考察した。そして、それが日本や世界に与える影響についても分析し、さらに大統領選後の行方とその後のアメリカ社会の動向も見据えて解説する。
目次
序章 情報の分断が認知の分断を招いている
第1章 分断が入れ替わるアメリカ
第2章 アメリカのリーダーシップが失われている
第3章 二つの戦争の行方とアメリカ
第4章 アメリカと中国の関係
第5章 アメリカと日本
終章 大統領選挙後のアメリカと日本
著者等紹介
中林美恵子[ナカバヤシミエコ]
埼玉県深谷市生まれ。大阪大学大学院国際公共政策研究科博士後期課程修了、博士(国際公共政策)。米国ワシントン州立大学大学院政治学部修士課程修了、修士(政治学)。米国在住14年間のうち、永住権を得て1992年にアメリカ連邦議会・上院予算委員会スタッフ(米連邦公務員)として正規採用され、約10年にわたり米国家予算編成に携わる。『日経ウーマン』誌の政治部門「1994年ウーマン・オブ・ザ・イヤー」受賞、1996年アトランタ・オリンピック聖火ランナー。2002年に帰国し、2013年より早稲田大学准教授、2017年より教授(社会科学総合学術院社会科学部および留学センター)。2024年よりWASEDA USA理事・所長を兼務。また笹川平和財団上席フェロー、東京財団常務理事、米国マンスフィールド財団名誉フェロー、グローバルビジネス学会会長なども務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Noriko S
みんな本や雑誌が大好き!?