出版社内容情報
オフィス街の雑居ビルの地下、日曜日だけ営業する「根(こん)カフェ」。美味しいすうぷを提供するのは、アイドルを目指す三匹のもぐら、もぐるくん、ミチルくん、神戸さんと、オーナーと呼ばれる大型犬だった! 常連客となった悩めるOL、思春期まっただ中の男子中学生、仕事に疲れたシングルマザー……。彼らは三匹がアイドルを目指す理由を知り、推し活を始めるのだったが……。
温かなすうぷと可愛い店員たちが心を癒やす、ハートフルな連作短編。
内容説明
オフィス街の雑居ビルの地下、日曜日だけ営業する「根カフェ」。美味しいすうぷを提供するのは、アイドルを目指す三匹のもぐら、もぐるくん、ミチルくん、神戸さんと、オーナーと呼ばれる大型犬だった!常連客となった悩めるOL、思春期まっただ中の男子中学生、仕事に疲れたシングルマザー…。彼らは三匹がアイドルを目指す理由を知り、推し活を始めるのだったが…。温かなすうぷと可愛い店員たちが心を癒やす、ハートフルな連作短編。
著者等紹介
鳩見すた[ハトミスタ]
『ひとつ海のパラスアテナ』(電撃文庫)で第21回電撃小説大賞“大賞”を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ごま麦茶
6
ひっそりと日曜日だけ営業しているお店。お料理を提供するのは、3匹のもぐら達と犬のオーナー。もぐら達の夢は、公民館でアイドルとしてライブをすること。常連さん達がファンでありプロデューサーとして、3匹のライブをサポートしていく。ほっこりやさしいお話。背中を押してくれる素敵な言葉もちらほら。個人的には2話が好きです。でも推しは神戸さんかも(笑)出てくるお料理もとても美味しそうで、寒い毎日の中、スープの描写にもホッとさせてもらいました。すうぷ屋さんにも行きたいけど、歌って踊ってのもぐら達のライブ、見てみたい…!2025/02/15
鯉一
4
東京摩天楼の根っこにひっそりと看板を掲げる『根かふぇ』改め『もぐらのすうぷ屋さん』。アイドルを目指す3匹のモグラと、その店に集う悩める人々の交流を描いたハートフルほっこりファンタジー。"推す"ことで解消される悩みがある。"推す"ことでつながれる仲間がいる。何かを好きになるというのは素敵なことだ。秋太郎やカスガっちのように、上手く人の輪に溶け込めない人間の気持ちはよく分かるなあ。推しはきっかけ、自分を助けるのはあくまで自分。肝に銘じて生きなければ。2025/05/22
あるぱか
4
色々な動物と人が当たり前のように交流する鳩見さんの小説。今回はなんともぐらさん。3匹のそれぞれに個性があって、初めてもぐらが可愛いと思えました。お話自体も癒されて、最後のコンサートは不覚にもうるっとしました。2025/03/07
ICHI (atomic)
4
オフィス街の雑居ビルの地下、日曜日だけ営業する「根(こん)カフェ」。美味しいすうぷを提供するのは… 可愛い!を忘れない動物系。読み進めていく内に〇〇達の関係性や、もぐらさん達についてわかっていくけど本の構成が面白い連作短編2024/12/26
ホークス今季はAクラス!
2
ゴールデンレトリバーと3匹のネズミがみんなの アイドルになる事を夢見て南瓜スープなどのスープ 類とコロッケなどのおかずが売りの店を運営し、頻 繁に来る客が店の説明書を作ったりして応援する心 温まる物語でした。2025/03/15