出版社内容情報
令和時代になり、今や相居飛車の1大戦法にまで成長した雁木。新型雁木のバランスの良さ、カウンターの鋭さに手を焼いている居飛車党は多くいることでしょう。本書ではまず新型雁木の狙いを説明したのち、この戦法を「一気に」潰す指し方を紹介します。▲3七銀型、▲4七銀型それぞれでの指し方を解説しているので、あなたの棋風にあった対策が見つかるはず。これで雁木対策はバッチリです。
内容説明
玉の囲いを最小限に済ませ、スピーディーに仕掛ける、雁木対策はこの1冊で万全。
目次
第1章 雁木流行の背景(新型雁木の長所)
第2章 先手3七銀急戦(先手3七銀速攻型;柔軟な先手5八金右型)
第3章 先手4七銀急戦(対後手4三銀型;対後手4二銀型)
著者等紹介
門倉啓太[カドクラケイタ]
1987年6月3日生まれ。石田和雄九段門下。2019年、第4回YAMADAチャレンジ杯で優勝(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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kenitirokikuti
5
門倉五段といえば、角交換四間飛車であったが、居飛車に転向(オールラウンダー)。本書は門倉五段初の居飛車棋書だそうな。コラムによると、序盤でリードを奪いたい派の振り飛車党だったので、AI研究が逆風になったようだ▲新型雁木(後手なら5三の歩を突かない)が2017年頃から流行。矢倉に強いだけでなく、4手目△4四歩の後手雁木が振り飛車党の流入も招いたそうな▲振り飛車党の佐藤和俊七段も『新型雁木試論』を刊行している。居飛車は自陣への手の入れ方が難解、と佐藤氏(美濃囲いと比較して)2023/08/05