出版社内容情報
野球の守備において、野手は飛んできた打球を処理することしかできませんが、唯一ピッチャーだけが打者に対して能動的に働きかけることができます。
アウトを重ねるためには打者が打ちづらいボールを投げた方がいい。
では、打者が打ちづらいボールとは何でしょう?
球種やコースなどさまざまな要素があるなかで、球速だけは絶対的に速いにこしたことはないといえます。
本書ではメジャーリーグで活躍するダルビッシュ有選手や日本のプロ野球のトップ投手にも指導している内田聖人氏が、自らの持つ「速い球を投げるためのメソッド」を惜しみなく披露したものです。
内田氏は速い球を投げるには、ボールが指先から離れるリリースの際に、いかに強く重く速くロスなく、指先からボールに力を伝えられるかが重要だと言います。
そこで本書ではボールに強い力を与える方法と、その力をロスなく伝えるための投球フォームやトレーニングを伝授していきます。
本書で速い球を投げるための理論と実践方法を学んで、ぜひ試合で目の覚めるような速球を投げてください。
内容説明
MAX155キロの投球指導者が教える球速アップ法。プロ野球トップ選手も実践する驚異の内田メソッド!160km/hオーバーを目指す投球フォームとトレーニング。
目次
1 ピッチング動作を正しく理解しよう!!(「いいピッチャーとは何か」を考える なぜピッチャーは速いボールを投げられた方がいいのか?;投球を物理の視点で考える1 球速をもっと上げるにはどうすればよいか? ほか)
2 ピッチングフォーム4つのポイント(並進動作;テークバック ほか)
3 よく質問されるピッチングに関するQ&A(誰でも速い球を投げられるようになる?;筋力が強くなれば球速も上がる? ほか)
4 球速を効率よく高める4種のトレーニング(プライオボールトレーニング;ウエイトトレーニング ほか)
著者等紹介
内田聖人[ウチダキヨヒト]
1994年3月1日、静岡県伊東市出身。小学1年生の時に野球を始め、伊東リトルシニア時代に日本代表選出。早稲田実業高校2年時夏に甲子園出場。3年時にはエースとして西東京大会決勝に進出するも、同年全国制覇を成し遂げた日大三高に惜敗。早大、社会人・JX‐ENEOSでもプレーを続けるが、ケガの影響で2017年に戦力外となる。2019年プレー続行の道を求め、米国でトライアウトに挑戦し、独立L球団・ニュージャージー・ジャッカルズと契約。渡米中に、投球動作やトレーニングに関する知識・練習法を学ぶ。帰国後にピッチング専門の指導者へ転身。最新鋭の投球動作解析システムと、ケガの影響で20キロ近く落ちた球速を再び150キロまで引き上げた実体験などを強みに、幅広い年代の選手へ指導を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。