出版社内容情報
囲碁文庫『ひと目の定石』が発売されたのが2009年のこと。
その後、AIによる研究が進んだこともあって、囲碁の序盤は大きく変化しました。
その進化した定石をまとめたのが本書『令和版 囲碁 ひと目の定石』です。
本書ではひと目シリーズの名にふさわしい、素直な打ち筋を数多く紹介しています。
中には難解な変化を含む定石もありますが、それらは省いています。
その代わり、難しい変化を避けて互角に持ち込む手順をしていますので安心してください。
定石は手順を覚えるのではなく、一手一手の意味を理解することが大事です。
ぜひ本書を繰り返し解いて、定石の意味を体に覚えさせてください。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
夜間飛行
176
「一手一手の意味を理解することが重要です」「定石の意味を体に覚えさせて下さい」とある。本書は守る所はしっかり守るという考え方だが、私はどうしても「手抜くとどうなるか」に関心がいってしまう。それは正しい打ち方を〝体で覚える〟という本書の趣旨とは逆かも知れない。AIと打つようになってから、色んな手を試せるようになって、お手本を〝体で覚える〟のがつまらなくなった。と同時に、相手がAIだから負けることへの抵抗も減った。そして手本無しの自分がイヤになるくらい弱いことに気づいた。治勲先生、こんな私ってダメでしょうか?2024/05/13
ぼっこれあんにゃ
3
◎ 初段を目指して勉強する方におすすめです。ただし、他の方のレビューにもあるように、定石の一手一手を詳しく解説する書ではありません。しかし、手っ取り早く定石の形を身につけるには良いと思います。そこから、自分で並べながら試行錯誤し、理解を深めていけば良いでしょう。定石外しの咎め方など、私にとってはとても参考になる内容でした。2025/02/21
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- 和書
- 上田秋成の文芸的境界