出版社内容情報
―数年前まで振り飛車党のエース戦法は中飛車が大多数であったと思う。しかし、いつしか居飛車側の対策が充実し作戦負けも増えてしまう。三間飛車、四間飛車の人気にも圧倒され中飛車を指す人は少なくなってしまった―
本書の冒頭、冨田四段はこう切り出します。
ゴキゲン中飛車の思想を受け継ぎ、一手の利を生かすことで猛威を振るった先手中飛車。
しかし、将棋AIは振り飛車より居飛車を評価する傾向にあります。冨田四段の言う通り、現在では勝ちにくくなっているのでしょうか。
本書では先手中飛車の5つの主要戦型、①後手超速、②△6四銀型、③左美濃、④△5四歩型、⑤一直線穴熊を解説。中飛車劣勢の変化も妥協なく紹介しています。
先手中飛車はどこに行くのか。
徹底した研究から導かれる結論を見届けてください。
内容説明
中飛車はどこにいくのか?どうすれば戦えるのか?妥協なき研究から導く結論とは―主要戦型を徹底解剖!
目次
第1章 後手超速(先手6七銀型;銀対抗)
第2章 後手6四銀型(二枚銀急戦;後手4四歩型持久戦編)
第3章 左美濃(美濃囲い;穴熊)
第4章 後手5四歩型(角交換型;角交換保留型)
第5章 一直線穴熊(相穴熊;美濃囲い)
著者等紹介
冨田誠也[トミタセイヤ]
1996年2月13日生まれ。兵庫県出身。2020年10月、四段。順位戦はC級2組。竜王戦は6組。四間飛車と中飛車を得意とする振り飛車党。終盤の粘り強い受けと鋭い攻めが持ち味。第93期ヒューリック杯棋聖戦では本戦入りを果たすなど、着実に実績を重ねる若手実力派。伊藤園お~いお茶杯第64期王位戦では自身初となるリーグ入りを決めた。今回が初の著作となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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