出版社内容情報
困っている人を放っておけない奏(かなで)は、ある日の帰り道、行きつけの喫茶店のバイト大学生、琉生(るい)が冬の公園で凍えているのを見かける。そこから奏と琉生、そして奏の幼馴染の清晴(きよはる)との奇妙な関係がスタートした。それぞれがそれぞれの過去を抱えながら―。ベストセラー作家櫻いいよが真正面から描く、大人の恋の物語。
内容説明
困っている人を放っておけない奏(かなで)は、ある日の帰り道、行きつけの喫茶店のバイト大学生、琉生(るい)が冬の公園で凍えているのを見かける。そこから奏と琉生、そして奏の高校時代からの友人、清晴(きよはる)との奇妙な関係がスタートした。それぞれがそれぞれの過去を抱えながら―。ベストセラー作家櫻いいよが真正面から描く、大人の恋の物語。
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COSMOS本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
なみ
11
傷ついた過去を持つ奏と、家を持たずに生活をする芸大生の琉生は、カフェの常連と店員という関係だったが、ある日を境に急接近していく。 最後の最後まで、話が思いもよらない方向に展開していくのが面白かったです。 好きなのに、好きじゃない。 そんな矛盾した感情や気持ちが混ざった、複雑な心情描写が印象的でした。 最初はただのツンデレ男子だと思っていた清晴の、奏に向ける感情が歪なところがすごく好き!2022/08/17
Nori
3
それぞれの過去に傷を持つ男女が出会うところから始まる物語。個人的には清晴さん応援してたからこの結果には満足だけど、女性からしたらやっぱり琉生くんと結ばれてほしい人が多いんだろうか。明確には示されてないけど、それぞれがきっと幸せになったラストもとても素敵だと思う。2023/04/30
みつ
1
過去に受けた傷が複雑な恋愛感情を生み出して、話の展開がなかなか一筋縄に行かない。そんな中、清晴が凄いとしか言い様がない。何があっても受け止めて対処する。けど、そんな彼にも複雑な感情はあったのかな。願わくば彼目線の話も読んでみたい。2022/10/09
太郎
0
★★☆☆☆2023/07/31