出版社内容情報
本書は「1手ずつ解説する○○」シリーズの第3弾です。三間飛車で勝つために必要な知識を、西川和宏六段が丁寧に教えてくれます。
従来の定跡書は1で何手も指し手が進むことがありました。有段者の方なら普通に読み進めていけるのでしょうが、「解説手順を頭の中で並べるのが大変」という級位者の方もいます。そこで、本シリーズでは1に進む手数を4手以内にして、1手ずつ、じっくり解説していくことにしました。
本書のテーマは、「さばいて勝つ」ことを理想とする三間飛車です。メインとなるのは第1章の「角道を止める三間飛車」で、対急戦と対持久戦に分けて詳しく解説しています。解説するのは手順だけではなく、「仕掛けられた筋に飛車を持ってくるのが振り飛車の基本」、「美濃囲いの端歩は基本的には受ける」、「振り飛車は相手の力を利用してさばく」、「▲5五歩が筋中の筋」など、考え方が随所に散りばめられているのも特徴です。
そして第2章では、角道を止めない「升田式石田流」を取り上げました。こちらはとてもスリリングな戦いになるので、基本を押さえたあとに試していただきたいと思います。
ぜひ本書を読んで、さばいて勝つ振り飛車の楽しさを味わってください。
内容説明
「仕掛けられた筋に飛車を持っていく」「飛車を取られることを極度に恐れない」「左辺で駒を取られている間に玉頭で勝負」振り飛車で勝つための“考え方”がよくわかる!
目次
第1章 角道を止める先手三間飛車(対急戦編;対持久戦編)
第2章 升田式石田流(激しくなりやすい後手8四歩;居玉は避ける;手ごわい後手6九角;最も多い後手4二玉;じっくり駒組みする先手6六歩;圧力をかける後手8四金)
著者等紹介
西川和宏[ニシカワカズヒロ]
1986年4月2日生まれ。兵庫県神戸市出身。2001年9月、6級で奨励会入会。西川慶二八段門下。2008年10月、四段。2014年8月、五段。2016年11月、六段。2013年度、第63回NHK杯戦でベスト4進出。2018年度、第31期竜王戦ランキング戦で2組へ昇級。2015年4月から関西奨励会幹事を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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