出版社内容情報
感動して泣ける短編が12編。本書では「旅先」にまつわる、出会いや別れのエピソードを掲載しました。
内容説明
見知らぬ場所、見知らぬ人、そして出会い。感動して泣ける12編の短編集。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
へくとぱすかる
53
旅をすると、人は物語に出会う。小説のような出会いを期待するのは無理だけど、ささやかなエピソードなら事欠かない。収録された12編のうち、「遠くへ行きたい」が読後感もよくて、大変印象的。「ふるさとは遠い緑」は離島であるために故郷を失った切実さを感じる。「二人の起点」は家族との不和をテーマに、二人二様の思いを描く。「冬の旅」は近しい人々との葛藤がまさにドラマチックだ。短編小説だから、総じてメリハリのついた物語となるが、自分が行くなら、旅は気楽なのがいいし、風景・風物を楽しみたい。ドラマは本の中だけにしておこう。2020/08/21
hotate_shiho
3
楽しい旅、悲しい旅、旅にはいろいろありますね。一人旅や、家族旅行・・・。そこでの出会いで、人生が変わったりすることもある。面白かったです。2020/08/22
Nori
0
タイトルのとおり旅先で起きたアンソロジー。家出?をした少年の『はじまりの日』、カエルのぬいぐるみと旅をする『旅するカエルの願いごと』が好きでした。2023/10/06