出版社内容情報
居飛車党の皆さん、四間飛車対策に苦労していませんか?
「急戦で挑むのは、玉が薄くて勝ちにくい。できれば居飛車穴熊にしたいけど、藤井システムに攻められるのは嫌!」
こんなジレンマを抱えている方も多いのではないでしょうか。
そんな方にお勧めしたいのが、本書で紹介する「ミレニアム&トーチカ戦法」。著者は居飛車党でこの戦法を得意とし、タイトル5期の実績を持つ高橋道雄九段です。
この2つの戦法は振り飛車の角筋を避けて8九玉型に組むのが特徴で、安全に堅陣を作ることができます。見た目が似ているので「え、同じ囲いじゃないの?」と思われた方もいるでしょうが、高橋九段いわく、「この2つは本質的には違う囲い。ミレニアムは『城』、トーチカは『要塞』のイメージである」とのこと。
それぞれ講座編で基本的な組み方と仕掛け方を詳しく解説したあと、実戦編で1局を通しての戦い方を紹介しています。
ミレニアムもトーチカも、組んでしまえばガンガン攻めていくことができる楽しい戦法。ぜひ本書を読んで、四間飛車をガツンと粉砕してください。
内容説明
角筋を避けた安心の8九玉型。堅く囲って、攻めて勝つ!
目次
序章 ミレニアム・トーチカ囲いとは
第1章 ミレニアム(基本の組み方と戦い方;基本の戦い方からの変化;実戦編1 対 真部一男八段;実戦編2 対 中村修八段;実戦編3 対 藤井猛九段)
第2章 トーチカ(基本の組み方と戦い方;基本の戦い方からの変化;実戦編1 対 藤井猛竜王;実戦編2 鈴木大介九段―近藤誠也六段;実戦編3 阿部光瑠六段―青嶋未来五段)
著者等紹介
高橋道雄[タカハシミチオ]
1960年4月23日生まれ、東京都出身。1975年4月、6級で奨励会入会。佐瀬勇次名誉九段門下。1980年6月、四段。1990年4月、九段。1983年9月、第24期王位戦で内藤國雄王位を4勝2敗で破って初タイトルを獲得(23歳)。五段でのタイトル獲得は史上初。1986年度には王位と棋王の二冠になり、将棋大賞の最優秀棋士賞を受賞。順位戦でも昇級を重ねて、第50期A級順位戦で中原誠名人への挑戦権を獲得。タイトル獲得は十段、王位(3期)、棋王の合計5期。他に棋戦優勝は3回(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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