出版社内容情報
藤澤一就門下による打碁集です。
本木克弥八段、寺山怜六段、上野愛咲美女流本因坊、広瀬優一四段と現在各棋戦で大活躍中の棋士が登場します。
本書は、「こういう打ち方があるのか!」という感動を覚えるような棋譜を集めました。
棋風も様々で、「厚みを活用する碁」「KO勝ちを目指す碁」「地を取って勝つタイプの碁」などバラエティに富んでいます。
いろいろな発想や考え方に触れることで、大局観がぐんぐん磨かれていきます。
基本的な解説が充実しているのはもちろん、特長的な考え方や収録局の楽しみポイントがわかるように、工夫した解説をしています。
譜分けも細かく行っているので、棋譜並べが苦手な方でも安心して取り組むことができます。
「楽しく並べていたら、いつの間にか強くなっていた」。そんな一冊になっています。
内容説明
最前線で活躍する新進気鋭、その強さの秘密が初めて明かされる。心境を交えながら一手一手丁寧な自戦解説。多彩な棋風の碁を収録。細かい譜分けとわかりやすい解説。冒頭にハイライト場面を掲載。
目次
1 寺山怜六段(「厚みを生かす中央志向の構想」第10回広島アルミ杯若鯉戦決勝 対志田達哉七段;「終盤、痛恨の見損じ」第63回NHK杯テレビ囲碁トーナメント決勝 対張栩九段;「分かってきた『5時間』の打ち方」第73期本因坊戦最終予選 対彦坂直人九段)
2 本木克弥八段(「国際棋戦であこがれの棋士に勝つ」第12回春蘭杯1回戦 対李世〓九段;「『あと一歩』で挑戦権逃す」第43回碁聖戦挑戦者決定戦 対許家元七段;「積極策で勝利導く」第27期竜星戦優勝決定トーナメント 対井山裕太棋聖)
3 上野愛咲美女流本因坊(「『世界の強豪』と戦う」第1回呉清源杯2回戦 対〓廼偉九段;「新記録達成がかかった大舞台」第28回竜星戦決勝 対一力遼八段;「攻めを貫くには―」第22期女流棋聖戦三番勝負第1局 対藤沢里菜女流本因坊)
4 広瀬優一四段(「『自分らしさ』が出せた一局」第44期棋聖戦ファーストトーナメント 対藤沢里菜女流三冠)
著者等紹介
藤澤一就[フジサワカズナリ]
昭和39年(1964年)8月12日生。東京都出身。昭和56年入段、11年八段。日本棋院東京本院所属。故藤沢秀行名誉棋聖は実父、藤沢里菜四段は実娘。新宿こども囲碁教室、天豊道場、ネット藤澤塾主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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