出版社内容情報
人気の図解シリーズ第五弾! 今回のテーマは「古碁から基本を学ぶ」です。
「江戸時代の碁」と聞くと、「古い」「自分には関係ない」と思われる方もいるかもしれません。
しかし、著者の田尻五段はこう断言します。
「基本的な筋や形、石の流れを学ぶには古碁が最適です。上達のための教科書として、ぜひみなさまにご活用いただきたい」(まえがきより)
現代碁は複雑な進行を辿ることが多く、内容的には非常に難解です。
レベルが上がるにつれて、現代碁での研究も重要になりますが、基本を学ぶには古碁がおすすめです。
本書は、問題形式で手順を進め、序盤と中盤の考え方や方針を解説していきます。
解説図は全て図解を取り入れておりわかりやすいものになっています。
それぞれの局の終わりには「並べてみよう」と題して、50~70手くらいの棋譜を載せています。
解説を振り返りながら並べれば、確かな実力が身につきます。
巻末には総譜も掲載しているので、棋譜並べに慣れてきた方は是非こちらで全手順を並べてみてください。
碁の基本を学びたい方はには、大満足の一冊となっています。
内容説明
ほぼ全ての図面を図解で解説しています。視覚的に盤面を捉え、理解しやすいように工夫しています。問題の最後には、題材とした局の棋譜(約50手まで)を掲載しています。繰り返し並べて、プロの序盤感覚を身につけましょう。古碁は一局の流れや対局者の意図が分かりやすく、囲碁の基本を学ぶのに適しています。その特長を伝えられるよう丁寧に解説しています。
目次
第1局 本因坊道策‐小川道的
第2局 本因坊道知‐安井仙角
第3局 安井知得‐本因坊元丈
第4局 本因坊丈和‐安井仙知
第5局 桑原秀策‐本因坊秀和
第6局 本因坊秀策‐太田雄蔵
第7局 村瀬秀甫‐本因坊秀策
第8局 田村保寿‐本因坊秀栄
著者等紹介
田尻悠人[タジリユウト]
平成3年(1991年)3月9日生。石川県出身。大淵盛人九段門下。平成19年入段、22年二段、24年三段、25年四段、31年五段。日本棋院東京本院所属。平成29年(2017年)第43期天元戦本戦出場(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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