出版社内容情報
形勢判断力を高めるチャンス到来!
これまで形勢判断は難しいと思われていたと思います。「細かい計算が出てきたり、地合いだけでなく厚みがどうの出てきたり・・・」
また、結局は主観による感覚なので、本での解説は困難でした。
本書では、囲碁AIの評価値という客観的な数字を利用することで、わかりやすく納得できる解説を実現しました。
下記、本書の概要です。
・形勢判断 説明編
本書では以下の4つに分けて、形勢判断法を紹介します。
1、見た目で判断
2、流れで判断
3、手割りで判断
4、計算して判断
それぞれ特徴や適した局面があります。
本書は「流れで判断」をオススメとしています。
この方法は、囲碁AIの評価値を用いることで、効率よく磨くことが可能になりました。
・形勢判断 問題編
ある局面でどちらが有利か、という一問一答形式の問題を出題します。
解答には囲碁AIの評価値も明示してあるので、参考にしてください。
局面は、どちらかが「石の形や方向」を間違えるなど、明らかな不利な形勢になっています。
「この形はこんなに悪いんだ」というような感覚が磨かれるとともに、石の形などの
正しい知識が身についていきます。
また、本書オススメの「流れで判断」をしやすいように、問題図には手順も載せています。
・次の一手編
形勢判断はそれ自体が目的ではなく、その情報を活用しそのような作戦を立てるか、が重要です。
その練習問題を用意しました。
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最後にまえがきより。
「本書で一番重点を置いている流れで形勢判断は、打っている時に得したり損したりを一手一手感覚で
感じ取ることで、より正確に形勢判断をすることが出来ます。流れで判断する力が磨かれれば一手を
より大事にして精密さがアップします。本書を読むことで形勢判断力が磨かれ、棋力向上の助けになれば幸いです」松本武久
内容説明
AIの評価値で根拠が明快!これまで感覚に頼るしかなかった判断の基準が数値化されており、わかりやすくなっています。囲碁の基本的な考えも身につく!形勢が傾いた要因を丁寧に解説しています。「この手はこれくらい悪くなる」という知識が蓄積されていきます。形勢判断の生かし方も練習できる!「形勢判断を生かして、次をどう打つか」という次の一手問題を出題しています。
目次
第1章 形勢判断 説明編
第2章 形勢判断 問題編
第3章 次の一手
著者等紹介
松本武久[マツモトタケヒサ]
昭和55年生まれ。長崎県出身。趙治勲名誉名人門下。平成9年入段、同年二段、10年三段、11年四段、13年五段、15年六段、20年七段、30年八段。日本棋院東京本院所属(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。