出版社内容情報
秋も深まり空気が乾き始めたころ恩海警察署の刑事課はとある事件で大忙しだった。
刑事の怜も疲労が限界に達していた。
忙しい日が続いていたある非番の日に、なじみの家政夫の光弥を呼ぼうと考えるが……
掃除・洗濯・謎解きなんでもこなす優秀な家政夫とお疲れ刑事の二人が難事件を綺麗に解決する。
待望の家政夫ミステリー第二弾!
内容説明
秋も深まり空気が乾き始めたころ恩海警察署の刑事課は連続放火事件の対応で大忙しだった。刑事の怜も泊まり込みが続き疲労が限界に達していた。久しぶりの休みの日に、顔馴染みの優秀な家政夫の光弥を呼ぼうと考えるが…。操除・洗濯・謎解きなんでもこなす優秀な家政夫とお疲れ刑事の二人が難事件を綺麗に解決する。待望の家政夫ミステリー第二弾!
著者等紹介
楠谷佑[クスタニタスク]
富山県富山市生まれ。高校在学中に、『無気力探偵~面倒な事件、お断り~』(マイナビ出版刊)で商業出版デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
さっちゃん
43
シリーズ第2弾。今回は連続放火事件と少年の怪しげな行動の謎、光弥の友人・蘭馬の先輩のアパートに現れた死体の謎、怜の親友が殺人事件の容疑者となる三編。/1巻ではあまり感情を出さなかった光弥。少しずつ感情が見えてきて良かった。怜との距離感が一気に縮まってきて、怜の存在が光弥の心をほぐしているのかな。最終話は切ない事件だったけど、真っ直ぐな怜らしい解決の仕方だと思う。このシリーズは警察関係者も人間的に良い人達ばかりで、リアリティはなくても読んでいて嫌な気持ちにならないのが魅力の一つだと思う。2024/10/03
タカギ
26
家政夫くん、2作目。ライト文芸扱いだけど、しっかりミステリ。キャラクターも前作よりは愛着がわいた。あとがきによると、著者は1話目を会心の作と言っているが、私は2話目の方がびっくりした。まあ、ろくでもない話ではある。個人的な希望としては、主人公2人には恋愛関係にはならないでほしい。2023/07/26
ち~
24
刑事・怜と家政夫・光弥。短編3話。犯人は大体見当はつくのに…ヒントはしっかり書かれているのに…いつもトリックを見抜けず解決シーンで歯痒い思いをするのがまた心地よい。お互いの関係者が事件に絡んだこともあり、家政夫とお客の関係から一歩前進し、相棒感が増してきたことでシリーズの良さも出てきた!2025/06/26
悠
23
今回、連城さんの親友が絡んだ事件が… 三上くんは神出鬼没です笑 三上くんの友人も登場します。何だか優しい人がいっぱい居て、そこに悲しい事件 でも、前を向いて進める力を与えてくれる そんな感じかな つづきもたのしみです。2024/06/25
あい
12
知り合いに事件が起こりすぎで、本格ミステリーではないけれど、事件の底にある危うさは誰もが持っているもののような気がします。少しずつ心を許していく二人が微笑ましいです。続きが出ますように。2020/12/12