出版社内容情報
デザイナー、ディレクター、デベロッパー、クライアントなどなど、ウェブ制作に関わるステークホルダー間でウェブデザインに関わる「共通言語」を持ち、より成果物の質を高めるためのガイドブック。
ウェブの発展につれて、ウェブデザインのワークフローは整備され、表現の幅も広がりました。しかし、そのウェブがそのデザインになった理由、良いウェブデザインの条件、ウェブデザインにおける「品質」や「理想」といった問題はまだまだ属人的で、感覚的に語られ決定されていることも少なくありません。
本書ではそういった現状を踏まえ、ウェブデザインを機能性と情緒性という2つの軸を中心に分析し、体系化することを試みています。
本書は5つの章で構成されています。1~4章はウェブデザインを体系化した理論の解説で、5章はその体系化された理論を実践し、実際にデザインコンセプトを策定する上での具体的な解説をしています。各章の内容を簡単に記します。
第1章 ウェブデザインの定義
まずはウェブデザインやウェブデザイン周辺の用語を改めて定義・整理します。
第2章 デザインの機能性
そもそもウェブをデザインするということはどういうことを行なっているのか。ここではウェブデザインの役割の一つ、7つの機能性について解説します。
第3章 デザインの情緒性
機能的なだけではデザインとして不十分です。機能性と対になるウェブデザインのもう一つの役割である6つの情緒性について解説します。
第4章 デザイン要素の分類
文字・色・形など、デザインが施される対象の要素を8つに分類して解説します。また、それぞれの要素の属性をどのように変化すると機能性・情緒性にどのように影響を与えるのかも合わせて記載します。
第5章 戦略・要件定義フェーズにおけるデザイン作業とデザインコンセプトの立案方法
機能性・情緒性を使ってデザインコンセプトをどのように策定していくのか、架空のプロジェクトを想定しながら具体的に解説します。
デザイナーの方には、デザインの方針策定や成果物の言語化のためのツールとして、企業のディレクターやウェブ担当者の方には、ウェブデザインを正しくディレクションし評価する上での「手引き」として、ぜひ役立ててください。
内容説明
デザイナー、ディレクター、デベロッパー、クライアント…。ウェブ制作に関わるステークホルダー間で「共通言語」を持ち、よりビジュアルデザインの質を高めるためのガイド。
目次
第1章 ウェブデザインの定義(ウェブデザインとユーザインターフェース;ユーザインターフェースとコンテンツ ほか)
第2章 デザインの機能性(デザインの機能性とは;誘目性・視認性の向上 ほか)
第3章 デザインの情緒性(デザインの情緒性とは;装飾性 ほか)
第4章 デザイン要素の分類(コンテナとデザイン要素;8つのデザイン要素 ほか)
第5章 戦略・要件定義フェーズにおけるデザイン作業とデザインコンセプトの立案方法(4つのプロセス;調査・分析 ほか)
著者等紹介
金成奎[キンセイケイ]
ネットイヤーグループ株式会社UXデザイン部カスタマーエクスペリエンス事業部シニアアートディレクター。1978年生まれ。島根県出身。早稲田大学第一文学部卒業後、ウェブデザイナー/アートディレクターとして事業会社、広告代理店、メディア開発会社などで経歴を重ね、2012年よりネットイヤークラフト(現・ネットイヤーグループ)に入社。コーポレートサイト、自治体・交通・学校法人などのサービスサイト、業務アプリケーションなど、大規模リニューアルプロジェクトのビジュアルデザイン・アートディレクションを数多く手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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