出版社内容情報
やさしく語るシリーズ第3弾! 「碁の大局観」「やさしく語る」シリーズの第3弾。本書のテーマは「大局観」です。
大局観とは、局面を正しく判断する能力のことで、着手を決める上での指針となるものです。
「小さい石を取ることにこだわり、相手に大場に打たれてしまった」
「自分の弱いところで戦いを仕掛けて、結果ツブレてしまった」
「守るべきところを守らず、結果相手に攻められてしまった」
よくある失敗例で、誰もが経験したことがあると思います。
どこが大きいところか、石の強弱関係はどうか、手を抜ける箇所かどうか。正しい大局観を身につけることで、これらの正解を導いていくことになります。
「大局観」というテーマ自体も珍しいですが、本書の特長は「置碁」を題材としている点です。置碁は常に全体を見て作戦を考える必要があるので、大局観を磨くにはぴったりだと白石七段は言います。
また、白石七段はこうも言っています。
「置碁はうわ手の無理手が原因で、どちらも楽しめず上達にもつながらないケースも多いと感じています。正しい大局観を身につけることで、重要な上達ツールである置碁を楽しんで打てるようになって欲しい」
前作2冊を凌駕する力作。楽しく上達したい、という方は是非手にとってみてください。
白石勇一[シライシユウイチ]
著・文・その他
内容説明
アルファ碁は人類を大局観で圧倒した―アマが上達するポイントNo.1!碁盤全体を観て打つべき手を判断する能力。大きいところがわかる、攻めが強くなる、石の強弱に敏感になる。
目次
序章 大局観と置き碁
第1章 置き碁・白番の方針
第2章 足早に打つために
第3章 攻めでポイントを上げる
第4章 戦場を見極める
第5章 その他の役立つ考え方、覚えたい形
第6章 棋譜解説
著者等紹介
白石勇一[シライシユウイチ]
昭和59年生まれ。神奈川県出身。岩田一九段門下。平成17年入段。30年七段。平成13年第25回全国高校選手権優勝。平成15年第47回全日本学生本因坊優勝。平成22年第35期新人王戦で優勝し、初タイトル獲得(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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