出版社内容情報
天野宗歩から藤井聡太まで!古今の角換わりの名局100局を収録本書は戦型別名局集の第7弾です。
角換わりの名局を100局収録し、その名手である谷川浩司九段が解説します。
伊藤看寿から藤井聡太の将棋まで、ピックアップした対局については
「谷川浩司の見た急所」として現代目線での解説も行っています。
江戸時代から脈々と指されている角換わり。天野宗歩、木村義雄、升田幸三、谷川浩司、羽生善治など、
時代時代の棋士たちが工夫を重ねることで定跡が進歩していきました。
「木村定跡」「富岡流」など、最終盤に至る手順まで定跡化されている形が
あるのが特徴であり、まさに叡智の結晶と言えるでしょう。
また、近年では古くから指されていた形に再び光が当たっている一方で、斬新な仕掛けも登場しています。
今一番研究されており、最も激しく定跡が進化している戦型は角換わりと言っても過言ではありません。
厳選された100局を並べることで角換わりのエッセンスを身につければ、棋力アップはもちろん、
今角換わりに何が起きているのかを理解する一助になることは間違いありません。
谷川浩司[タニガワコウジ]
解説
内容説明
天野宗歩から木村、升田、谷川、羽生そして藤井聡太まで―角換わりの名局100局収録!「江戸時代から脈々と指され、今なお新しい作戦が生まれ続ける奥深い戦法」。厳選された角換わりの名局を全局詳細な解説つきで収録。
目次
巻頭特集 角換わりの変遷
第1部 角換わり名局鑑賞 1970年以前(江戸時代の角換わり 伊藤看寿VS八代大橋宗桂―御城将棋;角換わり腰掛け銀誕生 久米可六VS天野宗歩―棋戦名不明;終盤の逆転劇 石本検校VS大橋柳雪(右香落)―大橋柳雪・石本検校21番勝負第1局 ほか)
第2部 角換わり名局鑑賞 1971年~2000年(妖刀を封じて爽やかに勝つ 花村元司八段VS米長邦雄七段―第10期十段戦三次予選;泥沼流に粘り勝ち 原田泰夫八段VS米長邦雄八段―第12回最強者決定戦準決勝;鬼の花村、本領発揮 花村元司八段VS中原誠名人―第22回NHK杯争奪戦本戦 ほか)
第3部 角換わり名局鑑賞 2001年以降(絶妙のしのぎで残す 佐藤康光九段VS羽生善治五冠―第60期A級順位戦;佐藤の新研究、実らず 羽生善治棋王VS佐藤康光九段―第27期棋王戦五番勝負第4局;谷川、16年ぶりの棋王に 丸山忠久棋王VS谷川浩司王位―第29期棋王戦五番勝負第4局 ほか)
著者等紹介
谷川浩司[タニガワコウジ]
1962年4月6日生まれ。兵庫県神戸市出身。1973年5級で若松政和七段門。1976年12月20日四段。1984年4月1日九段。1983年、第41期名人戦でタイトル戦初登場にして名人位を獲得。21歳の名人は史上最年少記録。1997年、第55期名人戦で通算5期獲得で「十七世名人」の資格を得る。2002年、通算1000勝(特別将棋栄誉賞)達成。2012年12月から2017年1月まで日本将棋連盟会長。タイトル戦登場は57回。獲得は竜王4、名人5、王位6、王座1、棋王3、王将4、棋聖4の27期。棋戦優勝は22回。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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