出版社内容情報
本書は矢倉に対して後手が左美濃から急戦を仕掛けていく画期的な戦法を斎藤慎太郎七段が紹介した「矢倉左美濃急戦 基本編」の続編です。
基本編では左美濃急戦の狙い筋や成功例が中心でしたが、本書ではそれに対する先手工夫をまず解説します。早囲い、横歩取り、一直線棒銀など、それぞれ先手の有力手段といえます。
そして第2章は後手の工夫が展開されます。△7四歩早突き、△8五歩保留などで先手の対策を迎え撃ちます。
さらに第3章では5手目▲7七銀、第4章では対雁木、先手左美濃急戦といった形を解説、まさにこの1冊に矢倉左美濃急戦をめぐる最新の攻防が凝縮されているといって過言ではありません。
基本編同様、本書でも斎藤七段の妥協なき解説は健在。自らの研究を余すところなく披露しており、その深さと正確さは驚嘆の一言につきます。
本書の内容をマスターして、矢倉左美濃急戦を完全に自分のものにしてください。
内容説明
将棋ファン必読!斎藤七段の最新研究を見逃すな!
目次
第1章 先手の工夫(早囲い;横歩取り;一直線棒銀)
第2章 後手の工夫(後手7四歩早突き;後手8五歩保留)
第3章 5手目先手7七銀(先手6六歩との違い;左美濃+早繰り銀;左美濃+後手5三銀;後手4四角;後手3二金)
第4章 番外編(対雁木;先手左美濃急戦)
まとめチャート
著者等紹介
斎藤慎太郎[サイトウシンタロウ]
1993年4月21日生まれ。奈良県奈良市出身。2004年6級で畠山鎮七段門。2012年4月1日四段。2017年3月8日七段。竜王戦は4組。順位戦はB級1組。第88期棋聖戦でタイトル初挑戦。第44回(2016年度)将棋大賞で勝率一位賞(2年連続)、第43回将棋大賞新人賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。