内容説明
本書は、直木三十五の生誕百年を記念して編纂されたものだ。甥にあたる植村鞆音氏が、数多くの遺稿、回想、追悼文のなかから新たにまとめたもので、人間直木三十五の素顔を伝える。
目次
直木三十五アルバム
直木三十五・遺品
死までを語る
私の友人名簿
改名披露
兄の死までを語る
兄の終焉
思い出したままに
パパの思い出
直木の早稲田時代
直木三十五ものがたり
碁の手直り表
直木と女性
三番町時代の彼
人間直木の美醜
伯父・直木三十五と私
南国忌の会〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
rbyawa
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j003、読んでいて時々混乱したのだが、直木氏の友人以上の存在だけで構成されている本なのに情報が時々互いに違っていて、ううん…どうも直木氏本人が間違った自分の情報を語っていたと考えるほうが妥当そう…。この人、資料を使いこなす歴史小説の大成者みたいな立場なのにいいのかしら…(まあはったりも大事だけどさ、創作は)。ところで自伝的随筆に菊池寛がいないなと思っていたらその前のパトロンである鷲尾さんもいなかった、どういう意味かな、いいけど…。まあこの人、お金は掛ったんだろうね! 映画に関しては情報未整理っぽいなー。2019/01/18