出版社内容情報
これが新しい時代の角頭歩戦法だ!
本書は、自ら角頭の歩を突いて後手番ながら積極的に攻めていく、
斬新な振り飛車の序盤戦術を西川和宏六段が解説したものです。
角頭歩戦法自体は古くから指されていますが、それをより洗練させ、
現代将棋にマッチさせました。
ただの奇襲ではない奥深い攻防を味わってみてください。
内容説明
疑問をロジカルに徹底解説。知れば知るほど指したくなる!
目次
序章 角頭歩戦法の概要
第1章 先手2五歩急戦
第2章 後手5四歩型急戦
第3章 持久戦編
第4章 先手角頭歩突き戦法
第5章 実戦編
著者等紹介
西川和宏[ニシカワカズヒロ]
1986年4月2日生まれ、兵庫県神戸市出身。2001年6級で西川慶二七段門。2008年10月1日四段。2016年11月10日六段。力戦振り飛車全盛の中、角道を止める昔ながらの振り飛車を使って好成績を挙げている関西期待の若手棋士。第63回NHK杯テレビ将棋トーナメント(2013年度)では谷川浩司九段、豊島将之七段ら強豪に勝ち抜き、自身初のベスト4入りを果たした。また、師匠である西川慶二七段は父親で、現役唯一の親子棋士である(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
こまごめ
7
いきなり乱戦含みの序盤な上に結果図がほぼ互角にしかみえません。力戦好きな方にはやってみて楽しいかもしれませんが、これやるなら後手番角交換四間飛車の方が本格的でオススメですね。西川先生のサイン本で揮毫は「楽しんで勝つ」2022/07/24
kenitirokikuti
5
「角頭歩」で検索すると、93年に米長邦雄の著作があった。新鬼殺しとセットになっている▲本書は西川和宏による新構想。「角頭歩からの向かい飛車戦法」と書き表すべきなんだろうけど、長ったらしいもんなぁ…。ゴキ中や角交換四間飛車には向かい飛車に振り直す筋があるけど、最初に飛車を振るのも保留するといった具合。ダイレクト向かい飛車みたいなもん?2018/01/06