内容説明
ノーマル四間飛車の最先端!角道を止める四間飛車は居飛車穴熊に組まれて苦戦する―。プロアマ問わず信じられてきたこの常識に「新藤井システム」「後手5四銀型振り飛車穴熊」の2つの武器を携えて若手精鋭、宮本広志五段が挑む。居飛車穴熊を粉砕したい振り飛車党、必読の一冊!
目次
第1章 藤井システム(藤井システムの狙い;旧システム 後手9五歩型;新システムVS先手7八金型;新システムVS先手3六歩型;新システムVS急戦;新システムVS先手5五角型)
第2章 四間飛車穴熊(後手5四銀優先の理由;四間穴熊対左美濃;先手6六歩型;先手6六銀型)
著者等紹介
宮本広志[ミヤモトヒロシ]
1986年1月27日生まれ、和歌山県西牟婁郡上富田町出身。1999年6級で森安正幸七段門。2014年4月1日、四段。石田流や角交換四間飛車、ゴキゲン中飛車を得意とする現代振り飛車党。三段リーグ在籍時に年齢制限を迎えるも、4期の勝ち越し延長の末、四段昇段を決める。三段時に出場した第1期加古川青流戦では決勝まで進出。船江恒平四段(当時)に1勝2敗で敗れたものの、準優勝の成績を収めた。第86期棋聖戦では久保利明九段を破り、決勝トーナメント入りを果たしている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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akihiko810/アカウント移行中
21
藤井システムと四間飛車穴熊の解説。 振り飛車の天敵・居飛車穴熊に対抗できる2つの戦法。藤井システムの項は対55角急戦も載っていて良い。ただ、変化はやはり難しいのだが。 /55角急戦には、63銀と銀を上がる。金だと、急戦に弱くなってしまう。/四間飛車穴熊は、穴熊よりも腰掛銀を優先。5筋の位をとられると負けるので2023/12/08
toshiyuki83
2
居飛車穴熊の藤井システムの出始めしか知らない自分にとってはなぜ衰退したかと、どうやって復活したかを知らなかったので、それをわかりやすく知ることができた貴重な一冊!2017/02/28
kinaba
1
新し目の藤井システムの本が読みたかったので。後半はあまり整頓されずに変化が並ぶばかりで少し単調だったが2017/09/08
なななな
1
四間飛車党にとって希望の持てる内容だった。居飛車穴熊に対し十分に対抗できると感じたし、自分が懸念していた藤井システムに有効な超急戦にも戦えるとのこと。内容はやや難しく有段者向け。2017/07/04