内容説明
異文化コミュニケーションの能力を高めるために映画は格好の教材となります。生きた外国語に触れ、ボディ・ランゲージを見ることもできます。さらには、さまざまな文化の価値観や偏見・差別の問題について考えさせてくれる映画も少なくありません。もっと映画に親しむことによって、あなたの異文化コミュニケーション能力を高めてみませんか。
目次
第1章 コミュニケーション・スタイル
第2章 価値観の違い
第3章 偏見を乗り越える
第4章 社会に共存する異文化
第5章 SF映画で体験する異文化
第6章 異文化適応への道のり
著者等紹介
桜木俊行[サクラギトシユキ]
1964(昭和39)年、大阪府生まれ。神戸市外国語大学卒業後、米国ミネソタ大学大学院コミュニケーション研究科にて修士号および博士号を取得。現在ガステイバス・アドルファス大学教授、ミネアポリス在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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neimu
33
10年前の本なので題材が古い、もっと早く読めれば良かったのかも。おまけに紹介されているもので実際に見たことがあるものは4篇だけ。題名・内容だけ知っているものはもう少しあったが。たた、漫然と眺めるのではなくこういう視点で見てほしいということを知れただけでも大事か。ウクライナ侵攻以前だが、移民についての視点などはジェンダーやアイデンティティ関連以上に、日本人の苦手分野ではないかと思われるので勉強になった。映画でも文学でもその背景を読み取るには培った「素養」が大事。その年齢、その立場で読み解いていくしかない。 2023/02/23
K(日和)
27
身近な異文化体験ツールとしての映画。「スパニッシュ・アパートメント」が気になる。2017/04/03
きむらん
11
この本の中で紹介されている映画を実際にレンタルしてみて、著者の映画を選ぶセンスの良さに改めて感心させられた。英語の勉強は自分の趣味の一つだが、異文化コミュニケーションには語学力以外のいろいろな要素が必要であることが良く理解できた。 2013/12/13
松本雅子
11
映画を通して異文化コミュニケーションを学ぼうという本です。映画のストーリーの解説が上手で、とにかく面白い!異文化理解力向上のためにこんな映画鑑賞の方法があるとは目から鱗です。この本で紹介されている映画をこれからレンタルしてじっくり観ていくことにします。2013/11/28
Tomoko 英会話講師&翻訳者
7
映画で学ぶ異文化コミュニケーション。知らない映画が多かったけど、歴史背景の解説もあるので読み物としておもしろかった。2017/07/06
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