内容説明
振り飛車の王道、四間飛車。対急戦、対持久戦。藤井システムの心得が詰まった一冊。プロの常識教えます。
目次
第1章 四間飛車の心得(四間飛車の基本;戦いの起こった筋に飛車を回る;角交換を避けよ;天守閣美濃には玉頭勝負を;角交換でカウンターを狙え;囲う瞬間にチャンスあり;仕掛けられる一手前がチャンス;四枚穴熊には組ませない;角頭を狙え)
第2章 藤井システムの心得(後手7四金には先手4八玉;後手1二香には先手2五桂;穴熊に強い先手5六銀;先手4七銀で中央制圧;先手7八銀型は大駒をさばく;十字飛車を狙え;先手7八銀型を生かす飛車切り)
著者等紹介
長岡裕也[ナガオカユウヤ]
1985年8月18日生まれ。東京都八王子市出身。1997年6級で故米長邦雄永世棋聖門。2001年初段。2005年4月1日四段。2010年11月2日五段。緻密な序盤研究に定評がある若手棋士。横歩取りや角換わりを筆頭に、数々の戦型の最新形に精通している。関東の若手棋士が集まり発足した「東竜門」のメンバーとして普及にも尽力している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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akihiko810/アカウント移行中
17
ノーマル四間飛車と藤井システムの心得が載ってる棋書。 ノーマル四間飛車は角交換できなかったときに指すくらいだが、体得したいので読んだ。 /戦いの起こった筋に飛車を回るのは基本。 /先手6七銀型四間飛車に、▽6五歩早仕掛けできたら、同歩とせずに(安易に角交換させない)、高美濃まで組み、▲同銀で突き出しの歩を取り、さらに角交換を迫る▽6五歩には、▲5七銀と引く。角交換後、▽2二角と桂馬を狙って来たら、五筋の歩を突き出して受ける。▽同角とさせて、▲6六歩で角道を遮断してから、銀で角をいじめに行く。2021/08/21
hk
15
栄枯盛衰は世の摂理。将棋の戦法もまた然りだ。世紀がかわるや角道オープン型の振り飛車に脚光が当たり、それまで花形だったノーマル四間飛車は傍流に追いやられた。だが昨今四間飛車復権の兆しが顕著になっている。この四間飛車ルネッサンスを支えているのは何を隠そう藤井システムだ。藤井システムで居飛車側の駒組みにどれだけ制約を課せられるかが、四間飛車完全復権の成否を握っている。さて本書は四間飛車の課題局面を15に峻別し、それぞれ掘り下げていく。わけても藤井システムに対して100ページ以上もの紙幅を割いて詳説しているのだ。2018/02/23
Tohru Kawaai
0
久々に棋書を読了。 やはり勉強になるよね。 これからもちゃんと棋書を読んで行こう2020/12/07