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出版社内容情報
エンジニアが、現場目線でツールの使いどころや「効く」機能を解説Webやアプリの開発プロジェクトを効率的・効果的に進めるのに、コミュニケーションツール、コラボレーションツールは必要不可欠なものとなりつつあります。しかし、自分のプロジェクトに合うかどうか、また使いどころはどこなのか、など悩みも多いもの。本書はエンジニアが、現場目線でツールを紹介し、使いどころや「効く」機能を解説した本です。
まず、Chapter1「コラボレーションツールが必要とされる意味」では、なぜ昨今こういったツールが注目されているのか、どういったところが便利で改善されるのか。既存のツールのままでは何がよくないのか。そういった内容につ
いて解説します。
Part1?6では、それぞれのツールについてジャンルごとに分けて、ツールごとの概要と使い方を紹介します。
Part1「コミュニケーション」ではSlack、チャットワークのほか、Web会議ツールとしてSkype、Googleハングアウト、appear.inを紹介。Part2「ソースコード」ではGit、SourceTree、GitHub。Part3「ドキュメント」ではGoogleドキュメントとMarkdownについて。Part4「ファイル共有」ではDropbox、Googleドライブ、宅ふぁいる便を紹介。Part5「デザイン」ではProttとCacoo。Part6「プロジェクト管理」ではBacklogとTrelloを、それぞれ解説していきます。
そしてPart7では、複数のツールを組み合わせ、より実務に沿った形でプロジェクトを進める場合の手法を解説します。
Slack+Trello+Backlogといった組み合わせや、チャットワーク+Zapier+Gmail+ Google カレンダーという組み合わせで、どういうふうに役立つかを紹介します。
「一口にコミュニケーション、コラボレーションツールと言っても、非常に多くのツールがあり、その利用目的や利用方法は様々です。また、すでに利用されているツールについて、古いものは今すぐやめようということではありません。チームごとに利用するツールセットは異なるでしょう。
本書を読んでいただくことで、新たなツールや、それらを組み合わせた実際の利用方法を知っていただき、今もしくはこれから先に担当されるプロジェクトにおいて、ツールの選択肢が広がれば幸いです。
また、結果としてプロジェクトをうまくすすめることに協力できたとすれば、書き手にとってこれ程嬉しいことはありません。」(著者「はじめに」より)
●コミュニケーション概要
1章:コラボレーションツールが必 要とされる意味
1-1 プロジェクトをチームとして進めるために必須となる情報の共有
Web サイトリニューアルのプロジェクトにおけるチーム編成
情報共有は必要不可欠だが、プロジェクト進行に伴い情報共有は難しくなる
ツールの有効活用がプロジェクト成功の可能性を高める
1-2 これまでのツールの問題点
これまでの情報共有の方法
1-3 新たなツールが活躍するポイント
コミュニケーション
Web会議
バージョンコントロール
GoogleのWebサービス
Markdown
ファイルストレージ
デザインコラボレーション
プロジェクト管理
●PART1 コミュニケーション
2章:Slack
2-1 Slackとは
Slack の概要
2-2 Slackの基本
料金体系と支払い方法
Slack のセキュリティ
特徴的な会話の流れ
2-3 Slackの導入
Slackの基本設定
チャンネル作成
チャンネルトピックの設定
メンバー登録と役割
2-4 Slackの基本機能
メンション
メッセージの流用
テキストの装飾
絵文字
ファイルや画像のアップロード
検索
2-5 Slack で実現するクラウド連携
Slack インテグレーション
Slack App の導入
Slack コマンド
Slack API
3 章:チャットワーク
3-1 チャットワークの概要
チャットワークの誕生
チャットワークの特徴
3-2 チャットワークのはじめ方
新規登録
使い始める前に
知人や取引先の人とつながる
ダイレクトチャットを利用する
グループチャットを作成する
3-3 メッセージ機能
エモーティコン
TO
INDEX 返信
引用
編集
削除
検索
3-4 タスク機能の使い方
タスク追加
タスク完了
タスク編集
タスク削除
3-5 ファイル共有機能
ファイルのアップロード
ファイル名の編集
ファイル削除
3-6 ライブ通話機能
ビデオ通話
音声通話
画面共有
ライブの着信
3-7 チャットワークを使いこなす
キーボードショートカット
メッセージ装飾用記法
ピン機能
招待リンク
4 章:Web 会議
4-1 Web 会議をはじめる前に
Web 会議を行なうメリット
Web 会議を行なうデメリット
Web 会議をスムーズにおこなうポイント
資料を共有する
4-2 Skype
Skypeとは?
Skype で友人を連絡先に追加する
Skype グループビデオ通話の使い方
Skype グループビデオ通話でのチャット
Skype グループビデオ通話での画面共有
4-3 Google ハングアウト
ハングアウトの使い方
Google ハングアウトでのチャット
Google ハングアウトでの画面共有
Google ハングアウトを終了する
4-4 appear.in
appear.inの使い方
appear.inでのチャット
appear.inでの画面共有
使う上での注意点
appear.in のスマートフォンアプリ
●Part2 ソースコード管理
5 章:Git
5-1 Gitとは
ファイルの管理は手動では限界がある
5-2 Git のインストール
SourceTree を利用する場合
SourceTree のインストールと初期設定
コンソールを利用する場合
5-3 GitHub アカウントの取得
アカウント作成
アカウントの種類を設定
質問に回答
メールを確認
5-4 Git の基本な使い方
Git を使ったバージョン管理の流れ
リポジトリと分散型 / 集中型の違い
リポジトリの作成
ファイルの変更履歴を記録する
変更をリモートリポジトリで共有する
コミットメッセージの書き方
5-5 ブランチ
ブランチとは
ブランチを切り替える( チェックアウト)
ブランチのマージ
コンフリクト( 競合)
5-6 Git を利用するリモートリポジトリサービス
リモートリポジトリとは
主要な機能(GitHub)
主なリモートリポジトリの紹介
●PART3 ドキュメント管理と共有
6章:GoogleドキュメントとMarkdown
6-1 GoogleのWebサービス
ドキュメントの共有とGoogle のWeb サービス
Google ドキュメントとは
Googleドライブ
Google ドキュメントの共有
Google ドキュメントの編集権
6-2 Markdown
Markdownとは
Markdown記法
Markdown文書を共有するWebサービス
Markdown 用アプリケーション
●PART4 ファイル共有
7章:Dropbox
7-1 オンラインストレージとDropbox の基本
オンラインストレージとは
Dropboxとは
Dropbox アカウントを作る
7-2 Dropboxの使い方
ファイルを同期
ファイルの共有と解除
ファイルにコメントを入れる
7-3 Dropboxの応用
パスワード・有効期限を設定する
ファイルをアップロードしてもらう
2 段階認証してセキュリティ強化
WEB サイトを保存
同期しないフォルダを指定
独自ドメインを設定してWEB サイトを公開する
8章:Google ドライブ
8-1 Goole ドライブの概要・設定
Google ドライブとは
Google ドライブの基本画面
8-2 Goole ドライブの使い方
ファイルの同期
ファイルの共有と解除
ファイル操作の履歴と版を管理
ユーザー追加と削除
8-3 Google ドライブの応用
お気に入り機能
Gmail の添付ファイルを保存
WEB サイトを保存する
Google マップでマイマップを管理する
Google ドライブにアプリを追加
ファイルを削除・復元する
同期するファイルを指定する
ダウンロードとアップロードの速度を変更する
OCR(光学式文字認識)機能の使い方
Google Drive for Work
9 章:宅ふぁいる便
9-1 宅ふぁいる便とは
宅ふぁいる便の概要
9-2 基本的な使い方
ファイルのアップロード
ファイルのダウンロード
PART5 デザイン
10章:ProttとCacoo
10-1 Prott
Prottの概要
Prottの使い方(基本編)
Prottの使い方(応用編)
10-2 Cacoo
機能と特徴
基本的な使い方
図の共有
Cacoo忍者(拡張機能)
おすすめポイント
●PART6 プロジェクト管理
11章:Backlog
11-1 Backlogの概要
Backlogの概要
11-2 Backlogのはじめ方
Backlog を申し込む前に
申し込み
プロジェクトの作成
ユーザーの追加
スペース名とロゴの変更
11-3 タスク管理(基本編)
課題管理とは
課題を登録する
課題を検索する
11-4 タスク管理(応用編)
カスタム属性を使ってみよう
親子課題を作る
検索結果をまとめて操作
11-5 タスク管理( コミュニケーション編)
スター
通知
ウォッチ
メール連携
11-6 Wikiを書く
Wikiの作成手順
履歴
11-7 ファイル共有を使ってみよう
Web でファイル共有
WebDavの使い方
11-8 バージョン管理
Git を使ってみよう
Subversionを使ってみよう
12章:Trello
12-1 Trelloの概要
Trelloとは
Trello のはじめかた
12-2 Trelloの構成要素
Trello はボード、リスト、カードの集まり
カード(Card)
リスト(List)
ボード(Board)
12-3 Trello でプロジェクト管理
ボードの作成
リストの作成
カードの作成
プロジェクト進行中
Trello が得意なプロジェクト不得意なプロジェクト
12-4 Trello をもっと便利に使う
ブラウザ拡張機能
有償プラン
API連携
●PART7 実際の利用実例
13章:Slack+Trello+Backlog
13-1 連携の概要
Slack に各ツールのログを集約する
Backlog の更新があったらTrello を自動で更新する
13-2 Trelloの更新をSlackに通知する
Trello Alertsのインストール
連携できているか確かめてみる
13-3 Backlogの更新をSlackに通知する
Zapier を使ってノンプログラミングで連携
ZapierとBacklog Webhookを組み合わせる
連携の確認
13-4 Backlogの更新でTrelloにカードを作る
ZapierとBacklog Webhookを組み合わせてみよう
連携できているか確かめてみる
14章:GitHubのプルリクエストによるGitHub Flow
14-1 GitHub Flowの概要
プルリクエストとGitHub Flow
GitHub Flow の運用ルールについて
14-2 GitHub Flowの基本
チームで使用するリポジトリの作成
Organization(組織)の作成
チームの作成
リポジトリにチームを追加
GitHub Flow によるワークフローの流れ
リポジトリの取得
作業用ブランチの作成
ブランチのコミット
プルリクエストの作成
コードレビュー
master ブランチへマージ
14-3 GitHub Flowの応用
プロジェクト管理でのコミュニケーション
GitHubのWikiを使ってみよう
15章:チャットワーク+Zapier+Gmail+ Google カレンダー
15-1 チャットワークとZapier を連携させる
Zapier とチャットワークを連携させる
15-2 チャットワークとGmail の連携
トリガーの設定
アクションの設定
15-3 Google カレンダーとの連携
トリガーの設定
アクションの設定
16章:Typetalk+Backlog
16-1 チャットとタスク管理
Typetalkとは
チャットとタスク管理の役割
16-2 チャットからタスク管理へ
メッセージをまとめて課題作成
まとめの参照
まとめの作成
まとめの編集
活用ポイント
16-3 プロジェクト管理からチャットへ
設定方法
連携の投稿例
活用ポイント
16-4 Backlog連携の設定方法
スペースオーナーがやること
各ユーザの設定
今井 瑞江[イマイ ミズエ]
Webデザイナー。フリーランスでのWebデザイン・サイト制作業務の傍らWordPressを独学で学び、WordPress公式ディレクトリにテーマ「Chocolat」、プラグイン「MS Custom Login」などを登録。2015年にWeb制作会社に入社し、WordPressのサイト制作やプラグインの作成などに携わる。個人プロダクト「MignonStyle」では、WordPressのテーマやプラグインの開発、Adobe Bracketsのエクステンションの制作などの活動を行っている。
上野 正大[ウエノ マサヒロ]
2012年9月にChatWork株式会社。1983年生まれで2児のパパ。Webサービス開発系企業でC#、PHP、Python、JavaScriptなどで開発経験経てモバイル開発の世界に足を踏みいれる。現在は同社アプリケーション開発部マネージャーとしてチームマネジメントやモバイルアプリのププロダクトマネジメントを担当している。
内田 優一[ウチダ ユウイチ]
2015年5月に株式会社ヌーラボに入社、Backlogチームに所属し開発やサポートに携わる。BacklogチームではScalaを使ったRedmineからBacklogへの移行ツールを開発。Scalaの勉強会を主催し、Scalaの福岡でのイベント、Scala福岡では「PlayFramework」のハンズオンで講師を務める。プライベートではScalaを使ったWebサービス開発やAndroidアプリ開発を行っている。
大串 肇[オオグシ ハジメ]
Web制作会社にてデザイナー兼ディレクターとして勤務後、独立。2012年よりフリーランスmgnとして独立。同年、現役制作者が共同執筆するブログWP-Dを立ち上げ。2013年WordCamp実行委員長。WP-D Fes主催。HTML5 Japan Cup 2014 byhtml5j 部門賞受賞。2015年より株式会社mgn代表となる。Webサイト制作ディレクション業を主な仕事とし、一般企業や開発会社と一緒にプロジェクトを円滑に効率的に進めるためのお手伝いをしている。執筆および講師の仕事も。
後藤 幸[ゴトウ ユキ]
大手子会社でのSEを経験したのち、2008年に株式会社ヌーラボに入社。これまで受託案件の開発やCacooのベータリリースに携わり、現在はTypetalk開発チームに所属。Play Framework(Scala)やAngularJSを使ったWebアプリとAndroidアプリの開発を行っている。
齋木 弘樹[サイキ ヒロキ]
フロントエンドエンジニアを目指しているマークアップエンジニア。大学卒業後、17年にわたってDucatiのチューニングショップでメカニックとして勤務。腰痛のため退職の後、Webに関する勉強をイチから始め、手始めに勉強会に行きまくる。1年の自炊代行会社勤務を経て2012年6月より株式会社エースユニオンデザインに所属。主にHTML・CSSのマークアップとWordPressの構築を業務とする。2016年4月より並行して講師業も開始。
齊藤 愼仁[サイトウ シンジ]
前職ではx86系プロセッサを中心としたサーバーハードウェアの企画・設計に携わり、ゲーム事業者やデータセンター事業者に大量納入するプロジェクトマネジメントなどを行った。その後、科学技術計算向けのHPCハードウェアのGPUやコプロセッサを利用した高密度計算機の設計などにも参画。現在はアイレット株式会社にて社内インフラのセクションリーダーを担当。情報セキュリティ管理責任者、個人情報管理責任者、PCIDSS管理責任者を兼務する。
嵩本 康志[タケモト ヤスシ]
1987年生まれ、千葉県山武市出身。制作会社にてデザイナー兼ディレクターとして所属。WEB・DTP・アプリ等幅広く活動中。EXP、Code for Chibaのメンバー。ReHack 最優秀賞、Photo Hack Day Japan 3位、Mashup Awards 11 CIVICTECH部門賞を受賞。WordCampTokyoで2年間メインのデザインを担当。現在、様々なハッカソン・勉強会・コミュニティにも参加。
ひらい さだあき[ヒライ サダアキ]
2015年1月に株式会社グッドパッチに入社し、2015年12月に執行役員CTO就任。グッドパッチではプロトタイピングツールProttのエンジニアリーダーとしてプログラミング、パフォーマンスチューニング、チームビルディング、マネジメントなどを担当した。現在はCTOとして組織作り、技術選定、環境整備、エンジニア採用などを担当している。プライベートではhtml5jのスタッフとして活動し、執筆/登壇活動を行っている。
桝田 草一[マスダ ソウイチ]
大学在学中から独学でHTML, CSSを学び、2014年にデジパ株式会社に入社。入社以来、コーポレートサイトのフロントエンドとCMSの設計・実装に従事し、マシンリーダビリティ(アクセシビリティ)を確保した実装、メンテナンスしやすい設計を得意とする。またエンジニアとしてだけではなく、大規模サイトの運用ディレクターや採用担当、セールスまで幅広く担当している。
松尾 祥子[マツオ ショウコ]
フリーランスのWeb制作者。90年代後半から長年に渡りデザイン・コーディング・ディレクションを行ない、多岐のジャンルでのサイト制作に関わる。専門学校HAL東京のWebデザイン学科講師。著書「HTML5+CSS3でつくる! レスポンシブWebデザイン」、執筆協力「ビジネスサイトをこれからつくる WordPressデザイン入門 サイト制作から納品までのはじめの一歩」がある。
宮崎 優太郎[ミヤザキ ユウタロウ]
大学卒業後、無職になったのをきっかけに独学でWebの勉強をしながらフリーランスとして受託制作をスタート。3年間活動した後、株式会社Nagisaに入社しフロントエンドエンジニアとして自社サービスの開発とグロースを手掛けている。最近はReact+ReduxなどWebアプリケーション開発に夢中。
吉澤 富美[ヨシザワ ヨシミ]
フリーランスによるウェブサイト制作業務等を経て2010年よりデジパ株式会社に所属。2016年1月D-77.LLCを設立、同社代表もつとめる。プロジェクトリーダ?、ディレクター、マークアップエンジニア職に従事する傍ら、組織作りや環境整備なども担当。WP-Dに立ち上げ時から参加、HTML5 Japan Cup 2014 by html5j 部門賞受賞。ゲーマー。X、LUNASEA、BUCK-TICKなどのバンドをこよなく愛する。
内容説明
ツールの有効活用がプロジェクト成功の鍵を握る!チームのコミュニケーションを促進し、生産性を上げるためのノウハウを現場のエンジニアが徹底解説!活用例も多数紹介!
目次
1 コミュニケーション
2 ソースコード共有と管理
3 ドキュメント共有と管理
4 ファイル共有
5 デザイン
6 プロジェクト管理
7 実際の利用実例