サイバーセキュリティテスト完全ガイド―Kali Linuxによるペネトレーションテスト

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  • サイズ B5判/ページ数 377p/高さ 24cm
  • 商品コード 9784839959555
  • NDC分類 007.6
  • Cコード C3055

出版社内容情報

セキュリティのプロならばこれを読め!"敵の手の内を知る"テクニックを実践解説本書はサイトの脆弱性をテストするペネトレーションテストについて解説した「The Hacker Playbook 2(ISBN1512214566)」の翻訳書籍です。

情報システムのセキュリティを考えるとき、敵を知らなければシステムを守ることはできません。昨今では攻撃者視点での安全性評価の重要性が広く認知され、自分達のシステムに対してセキュリティテストを実施する企業や組織も多くなっています。
本書では、そうしたセキュリティテストと同様に、攻撃者がどのようなツールを使ってシステムへの侵入を試みるのか、どのような手口でシステムの脆弱性を探すのかといった攻撃者視点でのシステムの見方を紹介しています。
また、セキュリティテストに直接携わるわけではない開発者の方にも本書は有用です。記載されたさまざまな攻撃手法によって、自分達のシステムの情報がどこまで暴かれてしまうのかを知ることで、システム構築時に何を意識すればより安全なシステムを構築できるようになるのかを把握できます。本書を読むことでシステムの欠陥をよく理解できるようになることを願っています。ただしセキュリティテストは書面による許可を受けたシステムでのみ行うことをよく覚えておいてください。自らの技術力や知識レベルを磨き上げる日々の修練にも役立つ書籍です。

対象読者:多少なりともMicrosoft Active Directory の経験があり、Linuxを十分に理解しネットワーキングの基礎知識があり、コーディングの経験(Bash、Python、Perl、Ruby、C などの経験があれば十分)があること、脆弱性スキャナーやMetasploitなどのエクスプロイトツールを使用した経験があることを前提としています。

はじめに
第1章 試合の前に ― セットアップ
1.1 ラボの構築
1.2 侵入テストマシンの構築
1.3 学習
1.4 まとめ
第2章 スナップ前に ― ネットワークのスキャン
2.1 パッシブディスカバリ ― オープンソースインテリジェンス
2.2 パスワードリストの作成
2.3 アクティブディスカバリ ― 外部スキャニングと内部スキャニング
2.4 脆弱性スキャニング
2.5 Webアプリケーションのスキャニング
2.6 Nessus、nmap、Burpの解析
2.7 まとめ
第3章 ドライブ ― スキャン結果のエクスプロイト
3.1 Metasploit(Windows/Kali Linux)
3.2 スクリプト
3.3 プリンター
3.4 Heartbleed
3.5 Shellshock
3.6 Gitリポジトリダンプ(Kali Linux)
3.7 NoSQLMap(Kali Linux)
3.8 Elastic Search(Kali Linux)
3.9 まとめ
第4章 スロー ― 手動によるWebアプリケーションのテスト
4.1 Webアプリケーションの侵入テスト
4.2 SQLインジェクション
4.3 手動によるSQLインジェクション
4.4 クロスサイトスクリプティング(XSS)
4.5 クロスサイトリクエストフォージェリ(CSRF)
4.6 セッショントークン
4.7 その他のファジングと入力の検証
4.8 OWASPの脆弱性トップ10
4.9 機能とビジネスロジックのテスト
4.10 まとめ
第5章 ラテラルパス ― ネットワーク内の移動
5.1 クレデンシャルがない状態でのネットワークアクセス
5.2 ARPポイズニング
5.3 管理者以外のドメインアカウントの使用
5.4 ローカル管理者またはドメイン管理者アカウントの使用
5.5 ドメインコントローラの攻撃
5.6 持続型攻撃
5.7 まとめ
第6章 スクリーンパス ― ソーシャルエンジニアリング
6.1 ドッペルゲンガードメイン
6.2 フィッシング
6.3 フィッシングレポートの作成
第7章 オンサイドキック ― 物理的なアクセスが必要な攻撃
7.1 無線ネットワークのエクスプロイト
7.2 バッジクローニング
7.3 Kon-Boot(Windows/Mac OS X)
7.4 ペネトレーションドロップボックス ― Rasberry Pi 2
7.5 Rubber Ducky
7.6 まとめ
第8章 クォーターバックスニーク ― アンチウイルススキャナーの回避
8.1 アンチウイルススキャナーの回避
8.2 その他のキーロガー
8.3 まとめ
第9章 スペシャルチーム ― クラッキング、エクスプロイト、トリック
9.1 パスワードクラッキング
9.2 脆弱性の検索
9.3 ヒントとトリック
9.4 有償のツール
第10章 ツーミニッツドリル ― ゼロからヒーローへ
10.1 10ヤードライン
10.2 20ヤードライン
10.3 30ヤードライン
10.4 50ヤードライン
10.5 70ヤードライン
10.6 80ヤードライン
10.7 ゴールライン
10.8 タッチダウン!
第11章 ゲーム終了後の分析 ― レポート
第12章 生涯教育
バグバウンティ / 主なセキュリティカンファレンス / トレーニングコース / フリートレーニング / CTF / 最新情報の取得 / メーリングリスト / ポッドキャスト / 攻撃から学ぶ
おわりに
謝辞

Peter Kim[ペーター キム]
侵入テスト事業を展開するグローバル企業Secure Planet, LLC のCEO/President。セキュリティ分野に10年ほど携わっており、過去7年間はペンテスターとして活躍している。Kim の調査結果は、Wired.com やCNN.com など、さまざまなメディアで取り上げられている。
Kim はSec+、GCIH、GCWN、GWAPT、GXPN、GMOB からさまざまな認定資格を取得している。この数年間は、メリーランド州のハワードコミュニティカレッジで侵入テストとネットワークセキュリティの講師をしている。Kim はLETHAL(L.a. Ethical Technical Hackers And Leets)の発起人でもある。LETHALはカリフォルニア州サンタモニカを拠点とするセキュリティハッカースペースである(LETHALの詳細については、meetup.com/LETHALにアクセスするか、KimのブログSecurePla.netを参照)。

株式会社クイープ[カブシキガイシャクイープ]

八木橋 優[]

前田 優人[ マエダユウト]

美濃 圭佑[ ミノケイスケ]

保要 隆明[ ホヨウタカアキ]

内容説明

あなたは大手の重工業メーカーSecure Universal Cyber Kittensに“ペンテスター”として雇用されている。仕事に必要なのはラップトップ、ネットワークケーブル…そうそう忘れてはならないのが“本書”。この本はテストで生じる厄介な状況から救い出してくれるでしょう。セキュリティテストのプロセスをアメリカンフットボールのゲーム進行になぞらえ12の異なる章より構成されています。もちろんアメリカンフットボール用語を知っている必要はありません。システムの安全性を守るためのありとあらゆる戦術がぎっしりと詰めこまれた本書は、セキュリティテストの“プレイブック”として活用できます。

目次

試合の前に―セットアップ
スナップ前に―ネットワークのスキャン
ドライブ―スキャン結果のエクスプロイト
スロー―手動によるWebアプリケーションのテスト
ラテラルパス―ネットワーク内の移動
スクリーンパス―ソーシャルエンジニアリング
オンサイドキック―物理的なアクセスが必要な攻撃
クォーターバックスニーク―アンチウイルススキャナーの回避
スペシャルチーム―クラッキング、エクスプロイト、トリック
ツーミニッツドリル―ゼロからヒーローへ
ゲーム終了後の分析・レポート
生涯教育

著者等紹介

キム,ペーター[キム,ペーター] [Kim,Peter]
侵入テスト事業を展開するグローバル企業Secure Planet、LLCのCEO/President。セキュリティ分野に10年ほど携わっており、過去7年間はペンテスターとして活躍している。Kimの調査結果は、Wired.comやCNN.comなど、さまざまなメディアで取り上げられている。KimはSec+、GCIH、GCWN、GWAPT、GXPN、GMOBからさまざまな認定資格を取得している。この数年間は、メリーランド州のハワードコミュニティカレッジで侵入テストとネットワークセキュリティの講師をしている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

禿童子

30
実は前半まで読みかけたところで仕事が本番状態になったので読み込みストップと相成りました。このシリーズの最新版も見てみたい。内容はマニュアルに近い実践的内容なので、ペンテスターの臨場感をつかむのにちょうどいいと思います。2019/11/27

ぴよぴよ

0
ハッキングのやり方の解説本です。とても勉強になりました。2017/05/28

かずや

0
積ん読になってたのを年末年始で読んだ。なるほどとは思ったけど、練習、訓練というキーワードがところどころ目に付いたので、実行するのも簡単ではなさそう。手を動かさないと本当の理解はできないんだろうな。 この手の本ではソーシャルエンジニアリングにも漏れなく触れていることから、実践するには対面、テキストでのコミュニケーション能力も必須になるのかな。2019/01/05

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