出版社内容情報
妖しい質屋に持ち込まれる物はいわく付き?金目の物よりも欲しいのは…。不穏な事件が幕を開ける――。
妖しい質屋に持ち込まれる物はいわく付!? ダーク系ライトミステリー!
新卒で入った会社を理不尽な理由でクビになった千里は、家賃を払うため両親の形見の結婚指輪を換金しようと「質屋からす」を訪れる。しかし店主・烏島に全く相手にされず意気消沈して店を出ようとすると、ある取引を持ちかけられた。それは千里の『ある能力』を金で買いたいというもので――。烏島が引き取るのは金・銀・宝石ではなく、金の差し歯が入った小瓶、客の歴代の恋人の合鍵の束、そして焼け焦げたペンダント。金目の物より客の大切なものが欲しいという妖しい店主の秘密とは……。
【著者紹介】
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内容説明
パワハラで会社を辞めた千里は、収入がなくなり払えなくなった家賃の足しに、両親の形見の結婚指輪を換金しようと質屋からすを訪れる。しかし店主・烏島に「それは君の大切な物じゃない」と見抜かれ店を出ようとしたところ、別の取引を持ちかけられた。それは千里の『ある能力』を金で買いたいというもので―。客から持ち込まれた焼け焦げたペンダントを“視た”ときから始まる不穏な事件とは…。
著者等紹介
南潔[ミナミキヨシ]
小説とイラストで活動中。電子書籍も多数刊行(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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はつばあば
52
初読み作家さんです。こういう面白いというかオイシイ物語に出会えてラッキーです。人にはない能力を持つ千里と胡散臭い質屋の店主烏島に高校生の宗介が織りなすダークなミステリーに下巻に向けてまっしぐら(^^♪2019/02/05
hirune
36
【Kindle】危ないから近寄るなって何人にも警告されてるのに、無鉄砲だなぁ、千里さん。素直で怖がりのように見えて、結構頑固で後先考えず突き進むタイプ。一人前の実力をつける前に命がいくつあっても足りない感じかもね?とりあえず上巻ではほとんど動かない烏島さん、下巻では助けてくれるのかなぁ??2016/09/01
あゆみ
25
★★★★☆ 読みやすい文体で上下巻ともにさらっと読了。軽快な会話は読んでいて楽しい。タイトルから質屋を舞台にした話かと想像していたが、どちらかというと探偵業のような感じ。2016/04/24
nana
24
Kindle:結構きつい目にあっているのに天然で素直な主人公。怪しい質屋の主人とお坊ちゃんに挟まれて頑張ってました、やばい場面で上巻が終わってしまったので下巻も読みました。2016/08/26
よっしー
21
タイトルが気になって読みました。物に宿った記憶?を読み取る力がある千里も不思議ですが、色々な事を知っている烏島さんの正体が不思議です。年も取ってないというような描写もありましたし…。そう考えると、癖は強いけれど宗介が一番まともなのかな?話としてはかなり気になる所で止まってるので、早めに続編読もうと思います。2021/03/17