内容説明
あなたを産んだ日のことあなたがうまれた日のこといつか、伝えたい。特別でありふれた“出産”をめぐる6つの家族のものがたり。
目次
第1章 ひとつのものがたり
第2章 (初夏さんのものがたり―帝王切開;すばるくんのものがたり;ももちゃんのものがたり;典子さんのものがたり―不妊期を経て;舞さんのものがたり―死産)
著者等紹介
繁延あづさ[シゲノブアズサ]
1977年、兵庫県姫路市うまれ。県立明石高校美術科を卒業したのち、桑沢デザイン研究所を卒業。フォトグラファーとして雑誌や広告の写真撮影や執筆、カメラ教室の講師をするとともに、ライフワークとして出産撮影に取り組んでいる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まきこ.M
35
生まれた時の想いを忘れたくなくて、手にとってみた。リアルな写真にドキドキしながら一気読み。7ヶ月前に感じた心の震えは、嬉しさと母親になったことへの子育てのプレッシャーと混ざって何が何だかわからなかった。我が子を抱きしめる度に、愛おしさが湧き出てくることが嬉しい。出産に限らず、お仕事や学校、恋に部活、友達関係、一人一人違ったストーリーを抱えているのだと思うと、全ての人が特別なんだなあと思えてくる。2016/11/24
rin
9
★★★★★…この本を読んで、というか見て、自然と涙がボロボロこぼれた。写真を見ているだけで、母になろうとする女性たちの息遣いや覚悟、父になろうとする男性達の緊張感や高揚感がひしひしと伝わってくる。なんて美しいんだろう。なんて尊いんだろう。もちろん、妊娠や出産が女性の全てではないし、子どもをもつのが当たり前とも思わない。自分にも経験があるから涙がこぼれただけかもしれない。でもそういう諸々を抜きにして凄い本だと感じた。人はこんなにも愛されながら生まれてくるのだと静かに語りかけてくる本だった。2018/04/10
ゆっこ09
8
新しい命が誕生する瞬間ってなんて美しいんだろう。そしてお母さんの力強さが写真を通じてひしひしと感じる。出産て私の中でどうしても怖いイメージしかないけれど、こんなにも色んな愛が溢れてるんだなと自然と涙が溢れた。2018/11/08
コモックス
3
泣ける!写真を見るだけでここまで感情に訴えかけてくるなんて、やはり出産は特別なことだ。母は偉大だ。それを支える家族にストーリーがある。自然出産だけでなく帝王切開や不妊治療、死産まであらゆる家族のストーリーが語りかけてくる。偶然見つけた本だけど、出会えて良かった。ありがとう。2018/10/01
あっか
2
ただただ感動・・・ずっと泣きっぱなし。わたしも撮ってもらいたくなったな。本当に妊娠出産って神秘的で、奇跡なんだなあと。2016/08/18