出版社内容情報
手厚く、形のよい大竹英雄名誉碁聖の打碁を計17局収録.。
本書は大竹英雄名誉碁聖の打碁のなかから、アマチュアがお手本とするのに適したものを選定し、並べて強くなることを目的にしています。
大竹名誉碁聖の手厚く、石の形を重視した棋風は「大竹美学」として知られています。本書でも、ライバルである林海峰名誉天元ほか、同じ木谷門下の小林光一、趙治勲、加藤正夫らとの一戦を通じて、大竹美学の一端を随所に垣間見ることができます。
相手に地で先攻されても、厚みを信じ、1点1点着実にポイントを返す。そして最後には形勢がよくなっている―。こうした打ちまわしはアマチュアにとって非常に参考になるはずです。
また、上達するための心構えも本書には詰まっています。
「相手のミスを望まない」
「正しさなど求めず自分の今の気持ちをぶつける」
「相手の考えを素直に受け入れる」
勝敗を超えた囲碁の芸術性を重視するのも大竹流なのです。
本書を通じて、棋力向上はもちろんのこと、囲碁の奥深さ、美しさもぜひ味わってください。
第1章 プレゼント
第1局~第4局
第2章 強い石・弱い石
第5局~第8局
第3章 攻め
第9局~第13局
第4章 模様と地を巡って
第14局~第17局
【著者紹介】
昭和17年生まれ。福岡県出身。木谷實九段門下。 31年入段。45年九段。 昭和44年 第8期十段戦で初の七大タイトル獲得 昭和50年 第14期旧名人戦で名人位獲得 昭和51年 名人位2連覇 昭和55年 第5期碁聖戦でタイトル奪取、以降6連覇 平成4年 第5回世界囲碁選手権富士通杯優勝 平成6年 十段位2連覇 平成20年~24年 日本棋院理事長 平成27年 旭日中綬章授章 通算タイトル獲得数48。 七大タイトルは名人4期、王座1期、碁聖7期、十段5期。 そのほかNHK杯優勝5回、鶴聖戦優勝5回など早碁も得意としており、「早碁の神様」の異名をもつ
内容説明
筋よし、形よし、形勢よし。棋士人生60年。これが大竹美学の真髄だ!林海峰、小林光一、趙治勲、加藤正夫らとの打碁を計17局収録。実際の碁盤に並べることで、トッププロの感覚が自然と身に付く!
目次
第1章 プレゼント(1994年4月27日第32期十段戦挑戦手合第五局(黒)小林光一名人(白)大竹英雄十段
1978年10月5、6日第3期名人戦挑戦手合第三局(黒)林海峰名人(白)大竹英雄碁聖 ほか)
第2章 強い石・弱い石(1992年8月16日第2期竜星戦決勝(黒)趙治勲本因坊(白)大竹英雄九段
1990年1月31日、2月1日第14期棋聖戦挑戦手合第二局(黒)大竹英雄九段(白)小林光一棋聖 ほか)
第3章 攻め(1980年3月12日第18期十段戦挑戦手合第二局(黒)大竹英雄名人(白)加藤正夫十段
1976年9月16日、17日第1期名人戦挑戦手合第一局(黒)大竹英雄名人(白)石田芳夫九段 ほか)
第4章 模様と地を巡って(1990年1月11日第45期本因坊戦リーグ(黒)大竹英雄九段(白)依田紀基九段
1993年4月1日第31期十段戦挑戦手合第四局(黒)武宮正樹九段(白)大竹英雄十段 ほか)
著者等紹介
大竹英雄[オオタケヒデオ]
昭和17年生まれ。福岡県出身。木谷實九段門下。31年入段。45年九段。昭和44年第8期十段戦で初の七大タイトル獲得。昭和50年第14期旧名人戦で名人位獲得。昭和51年名人位2連覇。昭和55年第5期碁聖戦でタイトル奪取、以降6連覇。平成4年第5回世界囲碁選手権富士通杯優勝。平成6年十段位2連覇。平成20年~24年日本棋院理事長。平成27年旭日中綬章授章。通算タイトル獲得数48。七大タイトルは名人4期、王座1期、碁聖7期、十段5期。そのほかNHK杯優勝5回、鶴聖戦優勝五回など早碁も得意としており、「早碁の神様」の異名をもつ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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