内容説明
プロ棋士が指した感動の妙手や驚愕のポカを当時のエピソードとともに100局収録しています。鉄人大山の妙防、若き天才羽生の閃き…。時代の潮目を迎えた将棋界を盤側から観戦記者・鈴木宏彦氏が描きます。本書は、週刊将棋の人気連載を書籍化した「週刊将棋特選将棋好プレー・珍プレー集」シリーズ2冊を1冊の文庫にしたものです。名局珍局の裏側へご案内いたします。
目次
名人も木から落ちる?―中原誠名人の巻
入玉狙いで幻惑―中原誠名人の巻
流れを重視する米長の猛攻―米長邦雄九段の巻
大ピンチを救った光速の寄せ―谷川浩司竜王の巻
谷川を狂わせた福崎の妖気―谷川浩司竜王の巻
王座を呼び込んだ福崎の鬼手―福崎文吾王座の巻
うっかり、命運分けた並べ詰み―塚田泰明八段の巻
忍者屋敷、毒まんじゅうの術―屋敷伸之六段の巻
華麗な内藤流、A級最終戦で魅せる―内藤國雄九段の巻
投了2手前の大逆転劇とは…―高橋道雄九段の巻〔ほか〕
著者等紹介
鈴木宏彦[スズキヒロヒコ]
昭和31年、徳川家康と中嶋悟で有名な愛知県岡崎市に生まれる。早大進学後、同郷の偉人・石田和雄九段の教室に通い、以後短足の進歩。昭和53年より8年間将棋雑誌の編集をした後、フリーの観戦記者として独立、立浪健一、青などのペンネームで怪筆を振るう(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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