内容説明
カルダーノは賭博についての論文を遺し、また神秘学の面でもパラケルススやノストラダムスと甲乙つけがたいという評判をとった。他方では、すぐれた内科医として評価され、同時代人からは洞察力に富んだモラリストとして認められた。人間の発見の時代に、数学者、医師、占星術師として科学の知と魔術の知を合せ持ったルネサンス期の巨人の、数奇で赤裸々な自叙伝。
目次
故国および先祖
両親の特性
世に出てから今日までの私の人生の短い物語
容姿
わが名を不滅にする方法についての省察
性格、欠点、過ち
友人および後援者
敵の中傷、名誉毀損および計略
宗教および信仰心
結婚と子供たち
授かった名誉
生徒と弟子
博識、あるいは見せかけの博識
医術および他の領域における予知能力
私の著者・書いた時期、動機およびその結果生じたこと
私についての著名人の証言
私にないもの
年齢による変化〔ほか〕