内容説明
人間関係に悩み、会社も業績不振、いっそ独立でもしようかと…自己啓発セミナー・教材に600万円以上をつぎ込んだ!「マグロ船流仕事術」で成功した著者が語る自己啓発にハマった日々。
目次
第1章 人間関係に悩み、自己啓発にハマる
第2章 次々と自己啓発をくりかえす日々
第3章 自主開催セミナー・異業種交流会・ネットワークビジネス
第4章 会社を辞めて起業することに
第5章 講師として起業し、成功をつかむことに
第6章 自己啓発から教わることはない
著者等紹介
齊藤正明[サイトウマサアキ]
1976年生まれ。人材コンサルタント・研修講師。大学卒業後、バイオ系企業の研究所に就職。業務命令によりマグロ船に乗船することに。マグロ船という閉ざされた空間に適したコミュニケーション術や仕事観に感銘を受ける。その後、マグロ船流コミュニケーションを人材育成に取り入れた研修を行うネクストスタンダードを設立。2011年TSUTAYAが主宰する「第2回講師オーディション」でグランプリを受賞。講演業界で最高峰と言われる年200回以上の講演をこなし、全国を飛び回る日々(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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shikada
24
パワハラ上司との人間関係に悩み、自己啓発セミナーに600万円を費やした体験記。一口に自己啓発と言っても実態は多様だろうけれど、著者が体験したセミナーは、自己啓発業界の負の部分を煮詰めたような内容ばかり。参加者の悩みを解決することでなく、参加者から継続的にお金を搾り取ることを主目的としているようなセミナーには呆れる。ただ、さんざんセミナーに騙されながらも、その経験を元に起業し成功した著者のたくましさには笑ってしまう。にしてもこの著者、一回数万円のうさんくさいセミナーにほいほい参加しすぎだろ。笑2019/12/19
u1
15
めっちゃ面白かったわ!セミナーにハマって600万円以上も使っちゃった人だけに、説得力が尋常じゃない!本を面白くするために、わざと盛りまくったんじゃないかと思うほど、クソ人間の上司に仕えて、挙げ句の果てには、バイオ系の研究職でありながら、なぜかマグロ漁船に乗せられ、心身をやられ、休職してしまうほど素直な人。アホやん!と思いつつ、なぜか憎めない。最近、自己啓発本をかなり読んでたので、思わずハッとした!けど、この本自体が、まさかの自己啓発本なので、何とも言えない。次はこの人の書いたマグロ漁船の本を読んでみたい。2021/04/11
koheinet608
15
なぜ、自己啓発にはまるのか?それは「なんとなく気分がよくなる」からというのが個人の感想です。嗜好品に近い感じです。また多くのビジネス書が啓発書を参考に編集されています。どうしたら、気分がよくなるか?人間の認知の部分にまで、踏み込んで言語化されています。 自己啓発は人によっては、中毒になります。著者もその一人で、600万!をつぎ込んでしまいました。会社や社会の中で問題にぶち当たると、自分の限界を知ります。そして、何かにすがりつきたいのは、痛いほどわかります。しかし、その何かは、たいがいが、まがい物です。 2018/05/19
mari
12
自己啓発教材、洗脳にも近い泊まり込みセミナー、異業種交流会、そして恐怖のネットワークビジネスへのお誘い&宗教も。若い頃に非常に流行りましたよ、このテのもの。このスパイラルにはまっていくパターンが多い中で、「マグロ船に乗った」ということがキーポイントになり人生が変わっていった斎藤さん。この方は儲けたい、ビッグになりたい、大逆転を狙いたい、といった一連の欲望からの自己啓発系にハマったのではなく、あまりに真面目に愚直に、上司との人間関係を改善したいとの気持ちからのスタートであった。2014/10/30
ステビア
10
the title says it all. けっこういいこと言ってるよ。2018/09/19