内容説明
初めてのタイトル挑戦から竜王奪取、結婚、長男の誕生、そして永世竜王に。ひとりの若手棋士が、堂々たる将棋界の柱石になるまでを描いた成長記。将棋界随一の人気ブログをもとに、多数の注釈と挿絵を加えて再編集。若き日の渡辺明を自らが振り返り、ツッコミをいれまくる。
目次
巻頭インタビュー
2003年度
2004年度
2005年度
2006年度
2007年度
2008年度
2009年度
2010年度
2011年度
著者等紹介
渡辺明[ワタナベアキラ]
1984年4月23日東京都生まれ。1994年第19回小学生名人戦で優勝し、同年6級で所司和晴七段門。2000年4月四段(史上4人目の中学生棋士)、2005年11月九段(史上最年少記録)。2004年第17期竜王戦で初タイトル獲得。2008年第21期竜王戦で5連覇。初代永世竜王の資格を得る。2011年第59期王座戦でタイトルを奪取し初の二冠に。第24期竜王戦で8連覇達成(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
宇宙猫
14
挫折。ブログを本にしたもの。まとめて読むのはしんどい。2024/08/04
R
13
渡辺竜王が駆け出しの頃から、竜王獲得、そして初代永世を得た頃に書いていたブログをまとめた本でした。非常に読みやすい文章で、たぶんリラックスして好きなように、好きなことを書いていたと思わされる筆遣いというか、文章からにじみ出る楽しさみたいなのが心地よくて読んでいて楽しい気分になりました。棋士の生活、対局に向かうとき、終わってからと非常に興味深い部分の日記が読めるというのも面白く、人間臭いところも見えて、満足な読書でした。2016/05/04
緋莢
9
2004年、20歳という若さで竜王を獲得、2008年には羽生善治との「勝者が初代永世竜王」という歴史的一戦を制す。そんな渡辺明が、2003年から初めたweb日記には、結婚や長男誕生、趣味の競馬や対局の模様などが書かれていた。2003年から2011年までの日記に、巻頭インタビューやコラムを加えて、書籍化。2017/03/11
ラッキー55
9
読了。将棋界のトップ棋士の渡辺明氏のブログが本になった。 今年の竜王戦で復位して、10回目の獲得となった。 彼は2003年から今でもブログを続けており、12年間も続ける のは大変なことだと思う。内容の主体はもちろん将棋であるが、 息子の事や競馬の事なども書かれており、将棋棋士の日常が 垣間見られるものである。 2008年の羽生名人との竜王戦での3連敗の後の4連勝でタイトル を防衛した時のコメントで、”あきらめない事の重要性を改めて 実感した”というのが、印象に残った。2015/12/26
kokada_jnet
3
ブログの書籍化。竜王19歳から始まっているが、15歳でプロ棋士になった人だけあって、そのころから貫禄がある。2012/08/17