内容説明
完全保存版、大内「怒涛流」の名局100局収録。
目次
第1部 自戦記編(対塚田正夫九段戦 「うまい寄せがあったね」―第1回棋王戦最終予選(昭和48年12月24日)
対升田幸三九段戦 升田式向かい飛車に勝つ―第18期王座戦本戦1回戦(昭和45年6月25日)
対大山康晴九段戦 名人挑戦を決めた一局―第29期A級順位戦(昭和50年2月25日) ほか)
第2部 名勝負編(対中原誠名人戦―第34期名人戦七番勝負第1局;対中原誠名人戦―第34期名人戦七番勝負第3局;対中原誠名人戦―第34期名人戦七番勝負第4局指し直し局 ほか)
第3部 勝局解説編(対高島弘光四段戦―第6期古豪新鋭戦決勝;対米長邦雄六段戦―第21期順位戦B級2組;対加藤一二三十段戦―第19期王将戦挑戦者決定リーグ ほか)
著者等紹介
大内延介[オオウチノブユキ]
昭和16年10月2日、東京都港区の生まれ。29年、6級で(故)土居市太郎名誉名人門。38年4月、四段。59年4月、九段。42年7月、第8期王位戦でタイトル初挑戦(六段での挑戦は当時初)。51年3月、第1期棋王戦で初タイトルを獲得。平成12年、通算800勝(将棋栄誉敢闘賞)。14年11月、現役勤続40年。22年4月、引退。タイトル戦登場は4回、獲得は棋王1期。他に棋戦優勝8回(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ともあむ
1
怒涛流と呼ばれた大内九段の将棋から厳選された100局を収録。また、巻頭には過去に将棋世界で行われたインタビューが掲載されています。現在はまず見かけなくなったツノ銀中飛車などが気持ちよくさばききる将棋などが満載。昭和からの将棋ファンはもちろん、平成からの将棋ファンにも読んでもらいたい一冊。2012/05/27
(*・ч・*)ガオー
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中原名人の名人戦については差し直し局を含めて8局、しっかりと並べて解説されているので、とても思い出が深かったのだと思われた。2024/03/29
(*・ч・*)ガオー
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2024年3月28日 第1局目を並べる 自戦記はいろいろ読んできたが、この方の自戦記は棋界の著名人たちとの対局で勝ったものを取り上げ、その人たちとのエピソードを掘り下げるところに特徴があるようだった 自分が将棋に興味を持つ頃には、こちら側の世界の方ではなくなっており、あまり存じ上げなかったが いわゆる「怒濤流」の創始者とのことだった まだ振り飛車穴熊に関する棋譜を並べてはいないが、創始者、また昭和の時代にそれを得意とされた方の棋譜、解説に触れられるのは楽しみである 恐らく、唯一のタイトル戦だったのか2024/03/29