マイコミ新書
ネットデフレ―IT社会が生み出した負のスパイラル

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  • サイズ 新書判/ページ数 227p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784839938314
  • NDC分類 547.48
  • Cコード C0233

内容説明

90年代に社会に広まったインターネットは、人々の生活や経済に欠かせないものとなったが、インターネットが進化するにつれ、人々を幸せにするどころか、社会経済の足を引っ張り始めている。実は、インターネットには重大な欠陥があるのだ。この欠陥が原因で発生する経済の悪循環を、本書では「ネットデフレ」と呼ぶ。このインターネットの欠陥こそが、社会経済を悩ませているデフレスパイラルの張本人なのだ。そして、先進国の中でこの重大な欠陥に最もむしばまれやすい国が日本。本書は、インターネットが、社会経済を助長し人々を幸せにするという本来の目的に向かって再び舵が取られるように願いを込めて書かれたものである。

目次

第1章 知られざるEコマースの現状
第2章 問い直されるネット広告の価値
第3章 ネットデフレとは
第4章 ネットデフレを生み出すネットの欠陥
第5章 ネットを進化させる“ブラウザ通信チャネル”
第6章 進化したネットの経済効果

著者等紹介

川北潤[カワキタジュン]
1959年東京生まれ。中央大学商学部会計学科卒。アンガマン・バス株式会社に入社。ネットワンシステムズ株式会社へ移籍し、営業第二部を統括。1994年、MVP株式会社を設立し、代表取締役に就任。2007年、MVPの商号を株式会社シンクプラスへ変更。その後、シンクプラスを香港SyncPlus,Ltd.へ譲渡し、日本法人を子会社化。SyncPlus,Ltd.ディレクターに就任し現在に至る。2011年、VIPシステム株式会社、代表取締役社長に就任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ダンボー1号

10
もはやセカンドライフが懐かしい。2011年6月発行、ネット広告の仕事していたけど効果に疑問もっていたので興味あるテーマでした。ネット広告アドセンスもバナーもほぼクリックしないからもしグーグルが有料だったら?とか思う。営業マン始め様々な職業が消え、無料に慣れ過ぎてエンジニアへの報酬を値切る。無料だからジャンク情報も自分が書きたいだけのブログも溢れてしまう。ネットで価格比較してやすいところで買う。リアルでの店舗移動の時間交通費を節約した分ゲームの課金に回っているのかも。その後筆者のソフトは売れたのかな?2015/04/13

ごんた

2
ネット販売は自動販売機、という視点はおもしろかった。ICTの発展で、自動化できる部分はどんどんシステム化されていってる。そうするとこれまで必要だった人手がいらなくなっていくわけだから、当然にその分仕事が減る。これからは、人だから生み出せる付加価値をいかに提供するか、がさらに大事になるのは間違いない。価格の安さだけで勝負する店が活躍する社会は、そろそろ終わったほうがいいと思う。でないと日本がもたない。2012/05/13

米光一成

2
いろんなサービスがあるのにそういったものをないってことにして、欠点だと繰り返す論調が気になって、うむむーって読んでいったら、自社サービスの宣伝になるって構成だった。 これ、先にこういうサービスをはじめてこういう成果をあげている→では、どうしてこういうサービスを考えたかというと、って構成にしたほうが読みやすいし印象いいのになと思ったよ。2011/06/27

トナク

1
通信チャネルで大きく変わるとは思えません。商品宣伝のような本でした。2012/04/20

nizimasu

1
ネットというかEコマースが実は、デフレと労働の集約化につながっているという意見はおおむね賛成。著者がいうネットでの通販が実は「自動販売機」にすぎない。そして、アグリゲーターだけにうまみがあるなどももっともな指摘。ただ、最後のほうになると急に著者が所属する自社のサービスの話になり興ざめした2011/06/23

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