内容説明
安全保障や外交は政治ショーではない。圧倒的にリアルな存在である。国内政策で多少の夢は語れるかもしれないが、北朝鮮のミサイル&核開発問題、中国の軍備拡大問題、竹島・尖閣諸島・北方領土を巡る周辺国との緊張など、日本を取り巻く安全保障の現場に夢物語は存在しない。北東アジア情勢が緊迫している今こそ、我々はこの国の大問題について、正確な情報を知るべきである。本書では、国際安全保障学会に所属する著者が、日本の安全保障の現状と課題を明らかにし、日本のあるべき安全保障の姿を模索した。
目次
第1章 緊迫化する日本の周辺
第2章 危機は空からやってくる?
第3章 日本の海を守れ
第4章 日本の国土を守る最後の砦
第5章 21世紀の脅威、ミサイルを防衛せよ
第6章 世界の安全は日本の安全
第7章 これからの安全保障と日本外交
著者等紹介
加藤ジェームズ[カトウジェームズ]
1978年東京生まれ、ロサンゼルス育ち。国際安全保障学会所属。横浜国立大学経営学部卒業後、東洋英和女学院大学大学院を経て、東京大学大学院学際情報学府に進む。経営学部で学んだ国際経営論、広告論などをベースに、安全保障をメディアの観点から考察する。専門は安全保障、プロパガンダ、日米関係史など。2006年には産経新聞社『わたしの正論』で年間賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。