内容説明
相振り革命シリーズ最新作。最近の振り飛車は三間飛車が増えており、相三間を中心に、三間飛車対向かい飛車、後手の秘策5五角作戦など、実戦で試したくなるような面白い変化が盛りだくさん。また局面を先手の視点と後手の視点に分けて解説するなど、独特な工夫もしている。
目次
現代相振りの考え方
先手三間VS後手5三銀型三間(先手ジックリ型;先手軽快型)
相三間後手の秘策
先手向かい飛車VS後手三間
その他の相振り、速攻三間、左穴熊対策
著者等紹介
杉本昌隆[スギモトマサタカ]
1968年11月13日、愛知県名古屋市の出身。1980年6級で(故)板谷進九段門。1990年10月1日四段。2006年2月10日七段。竜王戦は1組、順位戦はB級1組(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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nerozou666
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杉本昌隆七段(当時六段)の『相振り革命』シリーズ4作目。相振り飛車が力戦と呼ばれていた頃から研究を重ねられていた方の確かな棋書。初版は2010年11月だが、他の2010年前後の相振り飛車についての棋書と比べて明らかに時代が1つ早い。当時の棋書の殆どは未だ角道クローズの相振り飛車や相三間の定跡研究程度だが、本著は既に角道オープン四間飛車や先手中飛車左穴熊対策が掲載されている。現代でも十分役立つが、著者の最新刊を読んだ後に相振り飛車の歴史と様々な戦型を知る為に読むというのが一番無難な読み方だろう。2018/10/31