内容説明
マイコミジャーナル連載「コンピュータアーキテクチャの話」を再編成し、実際にコンピュータを設計する場合に役立つ知識を提供します。
目次
1 コンピュータアーキテクチャ(アーキテクチャって何だ?;歴史的な計算機械(先史時代のコンピュータ) ほか)
2 コンピュータのマイクロアーキテクチャ(コンピュータの性能向上;コンピュータの基本構造 ほか)
3 整数演算器の設計(コンピュータの数値表現;加算器(Adder) ほか)
4 浮動小数点演算器の設計(IEEE754以前の浮動小数点データフォーマット;IEEE754規格 ほか)
5 メモリアクセスの効率化(ローカルメモリとキャッシュメモリ;キャッシュメモリの構造 ほか)
著者等紹介
Hisa Ando[HISA ANDO]
東京工業大学大学院理工学研究科電子工学専攻を卒業後、富士通に入社し、先端コンピュータの開発に従事。現在は、テクニカルライターとしてプロセッサやスーパーコンピュータ関係の報道や解説を中心に活動しており、マイコミジャーナルに「コンピュータアーキテクチャの話」を連載中。また、いくつかの大学で非常勤講師としてコンピュータアーキテクチャの講義を担当している。博士(工学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
vinlandmbit
16
CPUアーキテクチャなど、全く分からなかった当時に学びをくれた一冊。2010/08/21
kuro_kuroyon
2
ゲートレベルの回路設計者でかつ、大昔でいいので機械語のプログラムを作ったことのある人限定の本。パイプライン処理、整数演算回路、浮動小数点演算回路、メモリアクセス、詳細に記すなら各章ごと複数冊の本になる内容の濃さ。ノートとペンは必須の本。2025/03/20
たいそ
2
パイプライン、整数演算器、浮動小数点演算器、メモリ管理について。分岐命令などによるパイプラインの乱れ、なぜ除算に時間がかかるか、IEEE754といったところが参考になった。演算器の詳細についてはよくわからなかったので流し読み。2013/02/15
蠍
1
流し読みしてしまったが、とても丁寧に書いてある良書。 再読の時間があれば今度はしっかり読みたい。 構成もわかりやすく、概論、パイプライン、整数演算器、浮動小数点演算器、メモリアクセスについて詳しく解説されている。2018/06/08
yk_tani
0
Booth-Wallace MultiplierとかSRT除算器とか、基本的な内容なんだろうけど、流し読みしてしまったところが結構多くてもったいなかったなーという感じ。パイプライン処理の概要はざっくりと理解したつもりになった。2014/02/06