内容説明
無敵と思われたグーグルの攻勢をはねのけ、寄せ付けない新しい強者―その新勢力こそ、フェイスブックやツイッターに代表されるソーシャルメディア群だ。本書では、インターネットの枠組みを大きく変える新世代ソーシャルメディア企業にスポットを当て、インターネットが再び、急速に社会全体への影響力を増し始めた2010年から先の10年、つまり次のディケイドの行方を探っていく。
目次
第1章 世界最強のグーグルが恐れを抱くフェイスブックの正体(アクセス数でグーグルを抜いたフェイスブック;フェイスブックはコミュニケーション機能が充実 ほか)
第2章 フェイスブックを中心としたソーシャルメディア企業群の動向(モバイルが新世代ソーシャルメディアの成長を支える;グーグルにとってもモバイルが最重要ランクのテーマ ほか)
第3章 ソーシャルメディアに寄生して成長する新しいEC―ソーシャルコマース(わずか2年で年商300億円を超えたグルーポン;グルーポンが急撃な成長を遂げた理由 ほか)
第4章 次なる10年へ―ソーシャルメディアはリアルとウェブの融合を加速させるか?(ソーシャルグラフが世界中のウェブを結ぶ;世界中の企業はSMO対策を考慮しなければならない ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
烟々羅
6
二年前、2010年10月末日づけの出版。 グーグル、ツイッター、フェイスブックの三つ巴状況開始当時のそれぞれの特徴と、その周辺の解説。 速読したほうがわかりやすい、俯瞰することにしか意味のない内容で、わたしは7分フラット。どんな遅読のひとでも20分以上かける必要はない、いや。かけると却って理解しづらくなるだろう ……それぞれのサービスを利用したことがあるならば。 唯一わたしが利用したことのない対象がグルーポンであり、去年の不祥事で終わった内容だったから、まぁそんなもの。そしてオチや結論はない。二年前の →2012/10/27
harhy
5
基本的な話。あまり新鮮な感じがしないのは、それだけスピードが速いということなんだろうね。2013/04/06
ヒロチカ
2
日本でも浸透し始めてきているFacebook、1,000万ユーザを超えたTwitterのサービスの強み、新しさ、そして本質がとてもわかりやすきまとめられています。Webサイトに関わる人にとって、検索エンジンからの流入数を如何にして増やすのか、が至上命題だった時代は終わるかもしれない。そんな時代の過渡期になる可能性があることを痛切に感じさせてくれる良書でした。2010/10/23
Sean
1
軸が2つあって、アップルVSgoogle, googleVSFacebook。クラウドの是非と、検索エンジンVSソーシャルメディア。ソーシャルグラフを可視化することの方が、人々にとって受けが良かったという結果が、人間の本質を映し出している。グーグルは何度もSNSに手を出すが、それに失敗している。バズとか、色々あったけども。2012/06/28
london3
1
FaceBookやtwitterだけでなく、モバイル機器やグルーポンまで話を広げて展開してくれている。とりたてて新しいとかそういう事はあまりないが、ごっちゃになっている色んなサービスを整理して分かりやすく説明してくれている。2011/01/24