内容説明
将棋連盟文庫の第一弾は「羽生の頭脳」シリーズで、最終巻となる５巻目は序盤から激しい変化を秘めた「横歩取り」になります。うまく研究にはまれば一発で勝ちになるという興奮や、一手間違えれば即敗勢になるという緊張感など、横歩取りにはじっくりした矢倉や振り飛車では味わえない楽しさがあります。本書を読んで、著者が「最も好き」というこの戦法の醍醐味を味わってください。
目次
第１章 横歩取り後手２三歩型（羽生の結論 横歩取り後手２三歩型；決断の先手３二飛成；見直された先手３六飛）
第２章 相横歩取り戦法（羽生の結論 相横歩取り戦法；急戦定跡；持久戦定跡）
第３章 激戦！横歩取り・実戦編（対阿部隆四段戦；対谷川浩司王位戦；対先崎学四段戦；対谷川浩司名人戦；対屋敷伸之六段戦；対田丸昇八段戦）
著者等紹介
羽生善治［ハブヨシハル］
１９７０年９月２７日埼玉県所沢市生まれ。１９８２年１２月６級で二上達也九段門。１９８５年１２月四段（史上３人目の中学生棋士）。１９９４年４月九段。１９８９年第２期竜王戦で初挑戦でのタイトル獲得。１９歳３ヵ月でのタイトル獲得は当時最年少。１９９３年第３４期王位戦で史上最年少五冠。１９９４年第７期竜王戦で史上初の六冠。１９９６年第４５期王将戦で史上初の七冠制覇。１９９５年「永世棋王」「永世棋聖」、１９９６年「名誉王座」、１９９７年「永世王位」、２００７年「永世王将」、２００８年「永世名人（十九世名人）」（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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うた
4
横歩指そうよ楽しいよ、と将棋とは関係ないここですすめてみる。横歩取りは急戦、持久戦ともに、一手進むごとに分岐していく高難度迷路のようなもので、しかも正解がほぼ一つしかない。逆に言うと、手筋の宝庫のような戦法なので、よくよく勉強すれば他の戦法にも活かすことができると思う。2021/04/04
