内容説明
生豆投入は豆温度計180℃。焙煎時間は約23分。コーヒー豆の焙煎は計算である。豆の化学変化はコントロールできる!豆の旨味を引き出す匠のワザ、一挙公開。
目次
序章 焙煎の心得(技術だけでは本当においしいコーヒーはつくれない;個性を求めて生まれた自家焙煎店というスタイル ほか)
第1章 焙煎の基本(コーヒーの味を形成する7つの味わい;焙煎の目的とは生豆の特徴を最大限に引き出すこと ほか)
第2章 究極の焙煎(ダンパーの役割と仕上がりの違い;まずはダンパーのニュートラルを理解しよう ほか)
第3章 生豆と焙煎の関係(コーヒーの三大原種の特徴と使われ方;自家焙煎店でよく使われる優れた味のアラビカ種 ほか)
第4章 自家焙煎店の出店(お客さま視点で考える物販業の本質;立地条件は大事だが、それだけでは足りない ほか)
著者等紹介
小野善造[オノゼンゾウ]
1955年、徳島県生まれ。76年に大阪市で『コーヒー専門店カワンルマー』を開業。翌年に自家焙煎をはじめる。88年には兵庫県芦屋市で挽き売り専門店を開業。93年には奈良市に、98年には長野県軽井沢市に店舗を移転。2006年からプロや開業希望者の焙煎指導を本格的にはじめる。また、自社製完全熱風式焙煎機の製作とコーヒー豆の栽培地でのミネラル栽培の指導も行なう(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ワダマコト
16
焙煎は本当に難しい。それだけに面白い。一つ一つの要素を少し変えるだけでも味が変わる。焙煎前に豆を水洗すれば、角のとれた丸いカップになるし、逆にいえば個性が薄まるような感じもする。ガスコンロでの焙煎でも微妙な変化を体感できるのだから、これが焙煎機となれば尚更のことだろう。再現性を確認することは至難の業に近いのかもしれない。が、本書があれば上達の指針を示す足がかりとなることは間違いない。2015/08/12
yk
3
自家焙煎の勉強のため読了。手回しロースターでも全然参考になりました。生豆への熱のかけ方や煎り込みの作業などなど。時間のかけ方も他の本と見比べながら試して記録していくと安定して焼くことができそう。生豆の保存ももう少し気を使わないといけないんだなー。コーヒーは毎日のことだし気長にやります。2020/08/15
Hiroshi Obara
0
焙煎のプロによる、技術の指南書と言う感じです。全てが自身の経験に裏打ちされたとても詳細な技術の解説なのでとても分かりやすかったです。しかし僕には高額な焙煎機を購入することは出来ないので著者のその探求心と集中力と着眼点を見習って、自作の小型手回し焙煎器で焙煎します。とても参考になりました。2016/04/18
Tsuyoshi Yamada
0
理論と繰り返し訓練が大事2015/02/21
peaberry
0
焙煎のプロの話がよくわかる2010/02/15